ファーウェイ副会長法廷に 保釈後1カ月半ぶり姿

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保釈からおよそ1カ月半。

中国の通信大手・ファーウェイの副会長が、カナダの法廷に姿を見せた。

警備担当者らとともに姿を見せたのは、中国の通信大手・ファーウェイ副会長の孟晩舟被告(46)。

日本時間の29日夜、保釈条件に関する審理に臨むため、カナダ・バンクーバーの裁判所に出廷した。

2018年12月、1,000万カナダドルの保釈金を納め、現在バンクーバー市内の自宅で暮らしている孟被告。

保釈後、初めて公の場に姿を見せた際の様子は、化粧はしておらず、頭の部分が膨らんだキャスケットと呼ばれる帽子を着用。

肩からぶら下げた黒いリュックには、白いハートのアクセサリーが。

孟被告は、報道陣の問いかけには何も答えず、エレベーターに乗り込んだ。

起訴後、初となる法廷で、カナダの司法当局は、アメリカへの身柄引き渡しを進めるかどうか、3月1日までに判断するとし、次回の出廷を3月6日に設置した。

アメリカ司法当局は、今回、ファーウェイが組織ぐるみで企業の機密を盗んでいたことについても、会社側を起訴。

標的の1つが、アメリカのT-モバイルが開発したロボット「タッピー」。

人間の指の代わりに、細いスティック状の部品がスマートフォンの表面を移動して、品質を検査するロボット。

アメリカ司法省は、ファーウェイからT-モバイルに派遣された従業員が、ロボットの写真を盗撮したり、部品を盗み出すなどの行為をはたらいたと主張。

機密情報を得た従業員には、ボーナスが支給され、そうした行為が奨励されていたとしている。

対するファーウェイ側は、「起訴状で指摘された違法行為について否定する」とした。

孟被告の起訴を受け、米中の対立がさらに深まる中、30日、ワシントンで始まる貿易摩擦をめぐる米中閣僚級会議。

中国からは、習近平国家主席の側近で経済運営の司令塔である劉鶴副首相が出席し、31日には、トランプ大統領と面会する予定。

3月1日の交渉期限までに、主要テーマの1つである知的財産権の侵害をめぐり、中国側がどう歩み寄るのかが焦点となっている。