貸し借りをビジネスに 新シェアエコノミー

カテゴリ:ビジネス

「αism」。

電化製品やベビー用品などの貸し出しを、知らない誰かに仲介する新ビジネスとは。

東京都内のあるお宅。

業者が家に入って、どんどん荷物を運んでいくが、引っ越しではない。

アリススタイル・村本理恵子社長

「これは個人の方が、持っているけど捨てられない。でも、そんなに使わないといった物を、人に貸すっていうサービス」

渋谷にあるスタートアップ企業「PEACE TEC LAB」。

こちらが始めたサービスが、個人間で物を貸し借りする「Alice.style」というサービス。

村本社長

「持たなくてもいいじゃないかと、使えればいいじゃないかみたいな。持たない自由みたいな思考が1つ生まれているかなと思います」

使い方は簡単。

アプリで会員登録をすれば、あとは使いたい商品を選ぶだけ。

しかし、個人間で物を買うのではなくて、貸し借りすることで、どんなメリットが生まれるのか。

まずは貸す側。

先ほどのお宅で貸し出したのは、チャイルドシート、高圧洗浄機、美顔器、クリスマスツリーなど。

その理由は。

貸す人

「(美顔器は)子育てしていると時間もなくて、あんまり自分の美容の時間が取れるわけでもなく、使う機会がない。(高圧洗浄機は)1回使ってきれいになったら、次使うまで、しばらく時間もあくし、年に1~2回使えればいいかなという感じなので、タンスの肥やしになるよりは、いいですよね。お小遣い程度に、1,000円でも2,000円でも入れば」

この「Alice.style」、貸すときの料金は、自分で決めることができる。

借りたい人が決まったら、「Alice.style」が料金から15%の手数料を取るというビジネスモデル。

さらに、「Alice.style」に郵送などを委託することもでき、そのときは手数料が50%になる。

しかし、この委託、商品を「Alice.style」に預けるため、送料だけで倉庫代わりとして使うこともできる。

貸す人

「トランクルーム代わりじゃないですけど、預けて、誰か使ってくれる人がいるなら使ってもらって、さらにちょっとだけお金も入ってくる」

では、借りる側のメリットはというと。

村本社長

「買うとかを、全く意識しないで、使ってみたいっていう体験をしたい。こういうのが借りる側のニーズ」

体験とは、どういうことなのか。

村本社長

「このあたりは、炊飯器ですね。あとロボット掃除機とか。(炊飯器借りる?)お1人で3種類借りる方がいるんです。それは、炊き比べて一番おいしいのを買う」

ロボット掃除機や炊飯器など、最近の家電は高級化が進んでいる。

買ってから後悔したくないという人が多く、お試しで借りる人が多いという。

さらに、ベビーカーやホットプレートなど、使用する機会が限られるものが人気のよう。

村本社長

「物を買うっていうことが、1つのステータスだったり、そういう資本主義の仕組みというか、そこから人がちょっと変わりつつある」

物をみんなでシェアするサービス。

経済の仕組みが、少しずつ変わっているのかもしれない。