恵方巻「需要にあった販売を」 廃棄問題で国が要請

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農水省が異例の呼びかけ。

背景には、わたしたちに身近なあの問題があった。

福を呼ぶとされる、節分の風物詩「恵方巻」。

2019年も恵方巻商戦が本格化する中、農林水産省が異例の呼びかけを行った。

「食料資源の有効活用という観点をふまえたうえで、需要に見合った販売の推進について、会員企業への周知を依頼」。

農水省は、スーパーやコンビニなど7つの業界団体に対し、需要に見合った販売をするよう、初めて文書で通知した。

その背景にあるのが、売れ残った恵方巻の大量廃棄問題。

小売店などから排出される食品廃棄物を受け入れ、養豚の餌へとリサイクルを行う日本フードエコロジーセンター。

1日およそ35トンの食品廃棄物を受け入れているが、節分の直後には、大量の恵方巻が運ばれてくるという。

2018年の節分直後、2月5日に取材した時も、日本フードエコロジーセンター・高原淳さんは、「恵方巻はここ数年、(廃棄が)毎年多いですね。具材も一緒に入ってきますので、余ってしまったものが廃棄処分になって、弊社の方に来る。もったいないと思います」と話していた。

恵方巻をめぐっては、売れ残りの大量廃棄がSNSでも話題となり、問題視されている。

農水省は、業界団体への文書の中で、大量生産をやめて、大量廃棄を回避した兵庫県内のスーパーの事例も紹介し、廃棄物を少しでも減らすよう呼びかけている。