「一番マグロ」に3億3,000万円! 豊洲で仰天の初セリ
東京・豊洲市場で、移転後初めて、新年の「初セリ」が行われ、クロマグロが、史上最高値の3億3,360万円で落札された。
マグロが解体された、すし店には、超高額マグロを一目見ようと、大勢の人が押し寄せた。
集まったたくさんの人たちの前で、解体されていくマグロ。
5日、東京・豊洲市場の「初セリ」で、3億円を超える史上最高値で落札された、クロマグロ。
喜代村・木村清社長
「豊洲もいろいろ問題あるけど、今回のマグロで話題になっていいんじゃない」
解体されたマグロは、午後、落札したすしチェーンの店舗で振る舞われた。
大トロは1貫398円、中トロは298円、赤身は158円と、通常と同じ価格。
お客さんは「おいしい、本当に。脂がとろけます」と話した。
小池都知事も視察する中、マグロの競りが始まったのは午前5時10分。
注目されたのは、ほかのマグロよりひときわ大きい、278kgの生マグロ。
落札金額は、1kgあたり120万円となる、3億3,360万円。
落札したのは、すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村だった。
落札直後、喜代村・木村社長は、「やっちゃったね...大変だこれは。ちょっと高すぎた。銀行さんにお借り入れしないと」と話した。
過去10年間で、「初セリ」での「一番マグロ」の価格は、6年前の1億5,540万円が最高で、ほかの年は、高くても7,000万円台で、わずか451万円だった年もあった。
関係者によると、競りは、1kgあたり10万円の2,780万円からスタートし、喜代村と2018年に「一番マグロ」を落札した「やま幸」との一騎打ちとなったそう。
そして、やま幸が115万円/kg、およそ3億2,000万円を入札すると、喜代村が120万円/kg、およそ3億3,360万円を入札。
ここで、やま幸が諦めたため、喜代村の落札となったという。
やま幸・山口幸隆社長は、「結果的には残念だったが、まあ、ほっとしている」と話した。
釣り上げた、青森・大間町の漁師・藤枝亮一さん(64)は、「まだ実感が湧かないという感じ。まさか、こういう値段がつくと思ってないし。周りは騒いでいるけど、ピンとこないね」と話した。
落札後、豊洲から、かつて市場があった築地の「すしざんまい」の本店に運ばれた、「一番マグロ」。
全国のチェーン店で、1人1皿限定で食べることができるという。