「湯~園地」別府市の最新作は、ラグビー温泉!? タオル1枚の男たちが“湯桶”を手に疾走!

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  • バズ動画「湯〜園地」で話題となった別府市が新たなPR動画を作成
  • コンセプトは“ラグビーと温泉の融合”
  • 撮影は最低気温5度の寒い日…参加した市民らは“マイ湯桶”で参加

大分県別府市が2016年11月に発表した、温泉と遊園地が融合した「湯~園地プロジェクト」を覚えているだろうか。PR動画の100万再生で公約実現を掲げて話題となり、2017年7月には実際に別府市内での開園にいたった。

そんなネット展開に長けた別府市が新たなPR動画を公開した。その名は「NO SIDE - BEPPU CITY」
今年9月に開幕するラグビーワールドカップ日本大会の公認キャンプ地に選ばれていることから、ラグビーと温泉を融合させた“世界最強”のおもてなしを目指すプロジェクトの一環として制作したという。

今回の動画は1人の青年の入湯シーンから始まる。
そして、青年がラグビーボールに見立てた“湯桶”を手に取ると、バスタオル1枚で温泉街を疾走。“湯桶”を奪おうとする男性たちをうまくパスなどでかわしながら、ゴールの競技場へと駆け抜けていく。

クライマックスでは、競技場に到着した青年を別府市民たちがバスタオル1枚で出迎え、全員で“湯桶”を手に「Form a scrum and welcome all World-famous Beppu Yeah!!!(世界中のラグビーラバーのためにスクラム組んでおもてなす)」などと大合唱しながら、ダンスで締めくくっていた。

2年前の「湯~園地」に続き、市民がバスタオル姿でPR動画に出演。
なぜこんな動画を制作したのか? 別府市の担当者に聞いた。

撮影は、最低気温5度の寒い日…

ーー動画の企画意図は?

別府市はラグビーワールドカップの公認キャンプ地に選ばれ、ニュージーランド、オーストラリア、ウェールズの代表3チームをお迎えする予定となっています。

別府市全体となって“おもてなし” の機運を一層高めるために、市民にラグビーのキャンプ地であることをさらに周知すること。そしてこの3チームを始め、海外からも多くのラグビーファンが来訪することが見込まれることから、全世界にお迎えできる準備が進んでいることをアピールするために企画しました。

随所にラグビーのルールも解説している(画像:別府市)

ーー動画のこだわりは?

“おもてなし”にむけた別府市ならではのコンセプトが、“ラグビーと温泉の融合”です。ラグビーボールの代わりに“湯桶”を持った青年が、別府温泉街を疾走しながらラグビーを観戦する上で役立つルールなどをコンパクトに解説しています。

また、市を挙げて訪問者をお迎えすることを発信するため、動画のクライマックスでは、市民たち約200人が“湯桶”を手に大合唱しています。ラグビーの試合開始前に強豪チームなどが踊る“ウォー・クライ”をモチーフにしたオリジナルダンスです。市内外の高校の現役ラグビー部員やラグビー経験のある市役所職員、実際におもてなしにあたる一般市民まで、一丸となって完成にこぎつけました。

ーーこのシーンの撮影は、最低気温が5度となる寒い日だったとか。現場の雰囲気は?

撮影したのが昨年の11月下旬で、参加した市民らは寒さに耐えながらも、熱気に溢れた踊りを見せてくれました。15テイクも掛かりましたが、参加者全員が自宅から持ち込んだ味のある“マイ湯桶”を手に、温かく選手を迎えようとする雰囲気に包まれました。

マイ桶を手に踊りを披露する市民たち(画像:別府市)

バズ動画「湯~園地」の経験が活きた

ーー「湯~園地」では動画が100万回以上の再生を記録。この経験が活きている?

改めて実感したのは温泉というコンテンツの強さと、市民の方々の持つパワーでした。前回の動画作成には、多くの市民ボランティアの協力なしでは実現できていません。この時のノウハウを今回の動画作成にも活かし、市民の皆さんにご協力いただきながら温泉の街・別府を紹介しています。

ーー動画はプロジェクトの一発目だとか。今後はどんな“おもてなし”を予定している?

具体的な内容はこれからですが、市民の皆様に来訪者のおもてなし役を担って頂くほか、キャンプ時には別府市内に賑わいの拠点となるスペースを作り、様々な温泉街ならではのイベントも行なっていきます。

観客を熱くするラグビーと、身体を熱くする温泉には共通点が多いかもしれない。 別府市が仕掛けるこの“おもてなしプロジェクト”から、今後も目が離せなさそうだ。