陛下 天皇として最後の誕生日 一般参賀に8万人以上

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天皇陛下が23日、85歳の誕生日を迎えられた。

一般参賀が行われた皇居には、平成で最も多い、8万2,000人が訪れた。

平成では最後となる、天皇誕生日の一般参賀。

朝から多くの人が詰めかけていた。

皇居正門前に、朝早くからできた長い列。

訪れた人

「最後の立会人といいますか、平成最後ということで(来ました)」

そして。

天皇陛下

「誕生日にあたり、大勢の皆さんから、このように祝意を受けることを誠にうれしく思います」

陛下は、皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、長女の眞子さま、次女の佳子さまと宮殿のベランダに立ち、穏やかな笑顔で、集まった人たちに手を振られた。

一般参賀には、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまもお忍びで訪れ、参賀を視察された。

今回は、多くの来場者を見越して、遠くからでも両陛下や皇族方のお姿が見られるよう、会場に大型のスクリーンが設置された。

天皇陛下

「明けてくる年が、皆さんにとり、明るい年となるよう願っています。皆さんの健康と幸せを祈ります」

23日、3回ベランダに立ち、お言葉を述べられた陛下。

最後は、ご家族が、両陛下の周りに集まられた。

訪れた人

「一生懸命、真心を尽くしてくださって、ありがたいと思いました。あとは、ゆっくり過ごしてもらいたいと思います」

午後には、一般の記帳も行われ、誕生日としては、平成に入り最多となる、8万2,000人以上が参賀に訪れた。

天皇陛下

「平成が、戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵(あんど)しています」

誕生日に先立ち、行われた記者会見で、天皇陛下は時折、声を震わせながら、これまでの歩みを振り返られた。

天皇陛下

「沖縄は、先の大戦を含め、実に長い苦難の歴史をたどってきました」

「沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは、これからも変わることはありません」

「明年4月に、結婚60年を迎えます。結婚以来、皇后は、常に私と歩みを共にし、私の考えを理解し、私の立場と務めを支えてきてくれました。振り返れば、私は、成年皇族として人生の旅を歩み始めてほどなく、現在の皇后と出会い、深い信頼の下、同伴を求め、爾来この伴侶とともに、これまでの旅を続けてきました」

「天皇としての旅を終えようとしている今、私はこれまで、象徴としての私の立場を受け入れ、私を支え続けてくれた多くの国民に『衷心』より感謝するとともに、自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います」

「心の奥底」を意味する「衷心」という言葉を用いて、心を通わせた国民への感謝と、皇后さまへ深い信頼の気持ちを語られた陛下。

天皇陛下

「ことしもあとわずかとなりました。国民の皆が、良い年となるよう願っています」