「ファーウェイ」創業者の娘を逮捕 米が要請...中国「猛反発」

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中国通信機器大手「ファーウェイ」の創業者の娘がカナダで逮捕され、中国政府は猛反発。

背後には、またもやアメリカがいた。

目鼻立ちが整った黒髪の女性。

父は、中国の通信機器最大手「ファーウェイ」の創業者・任正非CEO(最高経営責任者)。

自身もCFO(最高財務責任者)を務める、孟晩舟容疑者。

カナダの司法当局は5日、孟容疑者を1日にカナダ西部のバンクーバーで逮捕したことを発表。

「ファーウェイ」も、孟容疑者がバンクーバーの空港で旅客機を乗り換える際に逮捕されたと、ウェブサイト上で発表した。

「ファーウェイ」は、2018年7月から9月のスマートフォンの出荷台数で、サムスン電子に次ぐ、世界2位。

日本では、カメラ機能を大幅に強化した新型スマートフォンを、先日に発売したばかり。

ファーウェイ 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏は、「(新型スマホは)ドイツ・フランス・スウェーデン・スペイン・ノルウェーなど、各国のメディアで、高い評価を得ている」と話していた。

アメリカメディアによると、孟容疑者の逮捕は、アメリカ当局の要請に基づくもので、「ファーウェイ」が、アメリカのイラン制裁に違反した疑いがあるとみて、アメリカへの身柄引き渡しを求めている。

この逮捕に対し、中国の耿爽外務省副報道局長は、日本時間6日午後4時半ごろ、「すでにカナダとアメリカに厳正な抗議をした。拘束の理由を明らかにし、即時釈放するよう、要求した」と述べた。

また、中国の国営中央テレビは、今回の事件を英語チャンネルで放送している。

中国のネット上では「信用できないアメリカ」、「明らかな強盗行為だ!」などといった反応が。

「ファーウェイ」をめぐって、アメリカでは2018年2月、FBI(連邦捜査局)やCIA(中央情報局)のトップが、「ファーウェイ」のスマートフォンのセキュリティー上の問題を指摘。

アメリカの政府機関は、中国の2大通信機器大手「ファーウェイ」や「ZTE」のスマートフォンの調達を禁じている。

また、11月22日、アメリカの有力紙ウォールストリート・ジャーナルは、安全保障上のリスクがあるとして、アメリカが、日本を含む同盟国に対し、「ファーウェイ」の製品を使わないよう求めたと報じた。

アメリカと中国は、12月1日の首脳会談で、貿易戦争を一時休戦とし、協議を開始することで一致したばかり。

中国の巨大IT企業No.2の逮捕は、米中関係の新たな火種となるおそれがある。

今後の米中関係の悪化を懸念し、6日の日経平均株価は、大幅に続落した。