猛威ふるう豚コレラ 感染拡大なぜ止まらない?

  • 豚コレラの感染拡大 岐阜県では8000頭の殺処分  
  • 野生のイノシシも感染 岐阜県ではイノシシ83頭の感染確認
  • 専門家は「消毒薬の種類によっては冬場は効果が下がるものも」と指摘

止まらない豚コレラ感染拡大

致死率が極めて高く伝染力の強い豚コレラ。その感染拡大が止まらない。

6例目の感染が発表された岐阜県では、25日、自衛隊を要請し8000頭を殺処分するなど徹底した感染防止策がとられている。

にもかかわらず、なぜ感染を止められないのだろうか。

梅津弥英子キャスターが解説

野生のイノシシも感染

こちらの写真は、24日に岐阜県に隣接する愛知県犬山市で見つかったイノシシの死骸。

検査したところ、26日、豚コレラの感染が確認された。
犬山市では19日にも感染したイノシシが見つかっている。

岐阜県ではイノシシ83頭の感染確認

一方、こちらは岐阜県内で豚の豚コレラ感染が確認された6つの施設の位置を示した地図。

実は岐阜県内では、これまでに施設を取り囲むように、または隣接する地域で、野生のイノシシ83頭の感染が確認されている(26日現在)。
このため、この野生のイノシシが豚舎への感染を広げている可能性が高いとみられている。

なぜウイルスが豚舎に?

ではどのようにして野生のウイルスが豚舎に運ばれるのか。
農水省によると、感染したイノシシの糞尿などからウイルスをうつされた鳥やネズミが豚舎にウイルスを持ち込んでいる可能性もあるという。

このため、畜産施設では、フェンスの設置や、消毒を徹底するなどの対策をとっているが小動物の動きを完全に封じ込めることはできず、感染を抑止することができずにいる。

「冬場に効果の下がる消毒薬も…」

北海道大学大学院の迫田義博教授は、「消毒薬の種類によっては冬場は効果が下がるものもある。(ウイルスは非常に小さく)ナノメートルの相手との闘いを意識する必要がある」と指摘している。

(「プライムニュース デイズ」12月27日放送より)

プライムニュース デイズの他の記事