【動画解説】ゴーンを絶対外に出さない! 再逮捕・東京地検特捜部の“意地”

カテゴリ:国内

  • ゴーン容疑者が特別背任の容疑で再逮捕された
  • 3回目の逮捕は異例 4回目の逮捕の可能性は?
  • 外国人も日本人も同じ捜査をするのが当然 特別扱いは許されない

FNN PRIME onlineの4コマビジネス用語でおなじみの、オオシバくんは、いつも会社でドジをして上司のニコラス氏に怒られているので、もっとニュースに詳しくなって、賢い犬になりたいと思っています。今回は、ゴーン容疑者の再逮捕について、フジテレビ社会部の平松デスクに教えてもらいます。

ゴーン容疑者を絶対外に出したくない

オオシバくん
ーー
「今日にも保釈か」と言われていたのになぜ再逮捕されたの?

平松デスク:
東京地検特捜部は、ゴーン容疑者を絶対外に出したくなかったんだよ。保釈させたくなかったんだ。保釈されることによって、ゴーン容疑者が記者会見を開いたりすると、いろんなところに影響を及ぼすんだよ。特に日産関係者に対しては影響が大きいので、それだけは防ぎたかった。。だから、今日再逮捕して、もう1回勾留をつけるという狙いがあったと思うよ。

捜査のスケジュールというのがあって、最初に有価証券の虚偽記載で逮捕、そして同じ容疑で2回目の逮捕をした。ここで捜査の時間をしっかり稼ぐ。で、その間にいろんなことを詰めていこうというスケジュールだったのに、今回、10日間の勾留を却下されたことでスケジュールに狂いが生じる。そのために、スケジュールを前倒しして、今日の再逮捕になったというわけさ。

ーーこんなに何度も逮捕することはよくあるの?

平松デスク:
ゴーン容疑者が日産という会社を私物化していた部分、私的流用していた部分は他にも色々あるといわれている。そうすると、ひょっとしたら、今回の特別背任に限らず、さらにもう1回、何かの容疑で再逮捕する可能性もある。「再逮捕」でいうと3回目の「再逮捕」をする可能性もゼロではない。

“意地”と“意地”のぶつかり合いの捜査

ーー東京地検特捜部って、何か怖そうだね。

平松デスク:
東京地検特捜部は、最強の捜査機関と言われていて、時々“意地”になることがある。私は、東京地検特捜部の沢山の検事さんに取材をしてきたが、“意地”になると、総理大臣のいうことも聞かないくらい“意地”になることがあるんだよ。それくらい固い組織なんだよ。だから今回も「絶対、ゴーンを出さないぞ!」という強い思いが、今回の急転直下のこの現象に表れていると思うよ。

よく言われることだけど、東京地検特捜部は、だいたい3回くらいの逮捕で事件を終結させる。あるとしても最後に追起訴を足すというくらい。ひょっとしてもう1回逮捕となると、4回の逮捕となる。4回逮捕したことは過去にないから、まさに東京地検特捜部の意地の捜査が今後も続いていくことになる。ゴーン容疑者の弁護人は、私もよく知っている元特捜部の部長、大鶴基成弁護士。彼も本当に“意地の捜査”を貫いてきた人。そう考えると、まさに意地と意地のぶつかり合いの捜査ってことだね。

ーークリスマスも拘置所の中?

平松デスク:
そうだね。ゴーン容疑者は「寒い、寒い」と言われる東京拘置所の中でクリスマスを過ごす可能性が高いね。逆に言うと、特捜も越年で捜査にあたることになった、ということ。これはこれで、異例のこと。

ーー保釈保証金もすごそうだね

平松デスク:
今回は有価証券報告書の虚偽記載だけでも何十億円分になる。これは形式犯の部分。ところが今回の特別背任は実質犯の部分になる。つまり実際に会社等に損害を与えている部分なので、保釈保証金を考慮するとなると、さらに大きくなることが考えられる。だから以前解説したように何十億円規模の保釈保証金になってしまう可能性が十分出てきたということ。過去最高が20億円だから、それを上回る可能性はおおいにあると思いますよ。

海外からの批判

ーーゴーンさんの拘束が長すぎる、と海外の人は怒っているんでしょ?

平松デスク:
これは日本の国内の逮捕だよ。日本の制度に従って捜査しているんだから、外国人だからって優遇したら、他の日本人の被告たちから文句が出るでしょう。日本人も外国人も同様に扱わないと。ただでさえ、ゴーン容疑者には、毎日いろんな大使館の人たちが行って、差し入れして、お話しをしている。私、個人的には「外国人だからって優遇しすぎじゃないの?」って思うよ。
さらに勾留期間を短くするようなことがあれば、それは日本の被告たちが怒るでしょ?!だから外国人だから特別扱いなんて、絶対に許さないと思います。逆にもっと厳しくやってもいいくらいだよ、今回は。

(解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏)

「カリスマの失墜・・・ゴーン前会長逮捕」すべての記事を読む
「4コマビジネス用語!」すべての記事を読む

カルロス・ゴーン カリスマの失墜の他の記事