お正月休みに旅行でリフレッシュした人も寝正月を満喫した人も、そろそろ仕事始めに向けて気持ちを切り替える頃だろうか。

新年を迎えて、自分を見つめ直し、新しい目標を設定することでビジネスパーソンとして成長したいと考えた時、学びや気づきを与えてくれるのがビジネス書だ。
普段は忙しくて本を読む時間や心のゆとりがなくても、お正月休みを利用して、気持ちも新たにビジネス書のページをめくってみてはいかがだろうか。

そこで、仕事に役立つ新しい考え方や方法論を提示してくれる10冊をネット通販大手・Amazonのビジネス書ランキングからご紹介したい。(12月25日現在のランキング)
いま多くのビジネスパーソンが興味を持ち、必要としていることが何なのか見えてくるはずだ。
 

ビジネスパーソン必見! いま読むべき10冊

1位は『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二、幻冬舎(税込1,512円)。

 
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ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」の代表・前田氏が、実践しているメモ術を公開した一冊。
前田氏は「メモは、時間当たりの『生』の密度を急激に上げる魔法のツールです」と話す。
収集した情報をアイデアに変え、自分を知って人生のコンパスを持ち、夢を叶えるために有効だというのだ。
レビューには、「これを読んでタスク管理を改善することができた」という声が。
「生き方そのもの」だという前田氏のメモに関する知見や想いに触れてみてはいかがだろうか。

2位は『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis、KADOKAWA(税込1,620円)。

 

フォロワー25万人超えのトレーダー初の著書。
230億円稼いだ勝負勘の源泉や「ヘッジは無駄」「不動産投資は罰ゲーム」など、独自の投資哲学を語っている。
「負ける人の特徴は冷静にモノを見られない人」という項目もあり、ゲームやギャンブルにも通じる“勝つ思考”を学ぶことができる。
「投資だけでなくビジネスにも役立つ教えがある。金融に携わる人はもちろん、実践力や判断力を磨きたい人にも薦めたい」とのレビューも。

3位は『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』伊藤羊一、SBクリエイティブ (税込1,512円)。

 

著者の伊藤氏は、グロービス経済大学院の講師でヤフーアカデミアの学長。
そのプレゼン技術は、ソフトバンクの孫社長にも認められ、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導している。
「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」という考えのもと、伝え方の「型」、結論の決め方、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる独自のメソッドを紹介。
「伝え方の指南書なだけあって、シンプルで分かりやすい」「経験談や事例が豊富で、ケースごとの役立ちテクニック」といったレビューが見られた。
 

“現代の魔法使い”落合陽一さんの本もランクイン

第一線で活躍する著者が教えるノウハウ本が並んだ、ビジネス書ランキング。
4位以下はご覧の通り。

4位『日本が売られる 』堤未果、幻冬舎(税込929円)

 

5位『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑、サンクチュアリ出版(税込1,566円)

 

6位『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』スコット・ギャロウェイ  渡会圭子(訳)、東洋経済新報社(税込1,944円)

 

7位『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書』落合陽一、小学館(税込1,404円)

 

8位『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎・古賀史健、ダイヤモンド社(税込1,620円)

 

9位『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』トム・ラス   古屋博子(訳)、日本経済新聞出版社(税込1,944円)

 

10位『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』木下斉、ダイヤモンド社(税込1,674円)

 

国内外の社会情勢がわかる解説書も見られたが、今回のランキングで目立ったのは、スキル指南や自己啓発などの実用的なビジネス書だった。
自分を磨くビジネス書を見つけ、2019年を飛躍の年にしてほしい。