ガソリン高騰で“給油控え”3年11カ月ぶり高水準

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2017年から右肩上がりに上昇しているグラフ。

これは、レギュラーガソリン価格の推移。

最新のものでは、158円。

ガソリン価格が高騰することで、わたしたちの生活にも影響が出始めている。

お客さんは「ちょっと、びっくりしました。(どれくらいだと思っていた?)(先週は)149円くらいだったので」、「高いですよね。また、さらにちょっと、きょう上がってますけど」などと話した。

ガソリンスタンドに給油に来た人から上がる悲鳴。

そのわけは。

都内のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンの価格が1リットルあたり155円となっている店もあった。

ガソリン価格が、6週間連続で値上がり。

レギュラーガソリンの全国平均価格は、9月3日の152円から、10月9日には158円と、6円も上昇している。

2014年11月以来、3年11カ月ぶりの高水準。

こちらのガソリンスタンドでは、給油控えが起きているという。

キグナス石油販売・池田幹生さんは「ずっと上がりっぱなしなので、笑いながら、『また上がっているの?』って声はいただくんですけど、シビアな方はシビアで、『いつ下がるの、いつ下がるの?』って聞かれることもある」と話した。

同じガソリンスタンドの2016年11月の価格を見てみると、レギュラーは、なんと117円。

現在の価格より、38円も安かった。

しかし、この時期から高騰し始めたガソリン価格は、右肩上がりで上昇し続けている。

ここ最近の価格が急上昇している原因は、ガソリンのもととなる原油価格の高騰。

いったい、なぜ原油価格が高騰しているのか。

原油産出国の1つ、イラン。

このイラン産原油に対し、11月4日からアメリカが経済制裁を再び発動するとしており、日本を含む各国に、イランとの原油取引の停止を求めている。

そのため、世界的に原油の供給がひっ迫するとの懸念が高まり、価格が上昇している。

その影響は、クリーニング業界にも。

これからの季節に欠かすことのできない、コートやニット。

秋冬のおしゃれ着に行われるドライクリーニングには、原油から作られる溶剤が使われているため。

ポニークリーニング・大森裕一マネジャーは、「(高騰が続けば)当然、溶剤も値上がりすると思うし、クリーニングでは、ハンガーや包装用ビニールも石油製品なので、今後厳しくなっていくかなと」と話した。

わたしたちの生活にも、大きな影響を及ぼす原油価格の高騰。

10月2日には、合成樹脂大手の「プライムポリマー」が、食品の包装やポリ袋に使うポリエチレンの値上げを発表。

さらに、スーパー銭湯でも、原油価格の高騰が燃料費の上昇につながっており、入浴料金を維持するため頭を悩ませている。

2008年に原油価格が高騰した際には、レギュラーガソリンが185円を超え、ガソリンの入れ逃げや窃盗などの事件が多発した。

今後も続くとみられる原油やガソリンの高騰。

本格的な冬に向け、その影響は、まだまだ広がりそう。