“客を利用”外食ビジネス新潮流

カテゴリ:ビジネス

人手不足に悩む外食産業の意外な一手。

キーワードは、「お客さまの協力」だった。

心の財布のひもが、緩んでしまった客に、ついつい、もう一品買わせる券売機に、0.01mmにカットされたチーズ。

生活に欠かせない食の見本市で見えた、外食ビジネスの新たな流れとは。

国内484社が集まった、外食ビジネスの最新技術が集まった見本市「外食ビジネスウィーク2018」。

「サウンドグラフ」が展示していた、一見、普通のデジタルサイネージ。

サウンドグラフ担当者は、「SNSを投稿すると、それを表示できる仕組みになっている」と話した。

単に、メニューなどを出すだけではなく、客が投稿するインスタグラムやツイッターなどが、画面に表示されるように。

狙いについて、サウンドグラフ担当者は、「お客さんでも、インスタとか結構やられている方は、きれいな画像を投稿されている方が多いので、そういったものを、そのままモニターに表示させてしまえば、常に、きれいなかっこいい画像が出せる。お店の方は、常に、ファンの方の声を出せるので、それを、そのままコンテンツにしてしまおう」と話した。

客がメニューを撮影したインスタ写真を表示すれば、看板の代わりになり、業者に発注する料金もかからず、常に、リアルな情報を更新し、流すことができる。

客を利用する技術は「エクストリンク」にも。

QRコードを利用し、自分のスマホで注文できるシステム。

端末代がかからず、導入コストも安く済むと、小規模な店からも注目を集めているという。

メリットについて、エクストリンク担当者は、「飲食業界でいうと、人材不足のところと、インバウンド対策(が課題)というのを言われている。多言語対応なので、(外国人の)お客さまも使えるし、働き手で、外国人の方も増えているので、そこも解消できる。言葉は通じなくても、オーダーは取れる」と話した。

人手不足に苦しむ外食ビジネス界。

客をもてなすだけでなく、利用する新たな風が吹いている。