これで親も一安心…サンタさんが子どもが欲しいプレゼントを聞き出してくれるアプリ

カテゴリ:テクノロジー

  • 「Googleアシスタント」でサンタさんと会話ができるサービス登場
  • 会話パターンは約2万8980通り!サンタさんとの会話を長く楽しむコツも
  • 開発背景に社員たちの苦労体験「当時これがあれば完璧なクリスマスになった」

お父さんお母さんたちに朗報!

街を歩けば煌びやかなイルミネーションに目を奪われ、楽しげなクリスマスソングに心が躍る。
クリスマスムードは最高潮に高まっているが、みなさん、大切な人に贈るプレゼントの準備はできているだろうか?

毎年この時期になると何をプレゼントしようかと悩むものだが、子どもを持つお父さんお母さんたちは特に頭を悩ませているはず。
希望を聞こうにも、「サンタさんに手紙でお願いをするから」と欲しいものを親には秘密にして教えてくれないことがあるからだ。

指折り数えてクリスマスを待つ姿は微笑ましいが、思い通りのプレゼントが届かなかったら子どもをガッカリさせてしまうかもしれない…なんとか希望を知る術はないものか?
そんな悩める世のお父さん母さん必見のサービスを日本トイザらスが12月3日にスタートした。その名も「トイザらスのサンタさん」

世界中の子どもたちのために準備に走り回っているだろうサンタクロースと会話ができるというこのサービス。
スマートフォンアプリ「Google アシスタント」を通じて、子どもが欲しいプレゼントを伝えたり、日頃のお手伝いを報告したりすることができるのだ。

これを活用すれば、お父さんお母さんは子どもの希望するクリスマスプレゼントをサンタクロースにさり気なく聞き出してもらうことができるだけでなく、親子間のコミュニケーションも深まるだろう。
会話には複数パターンがあるため、何度アクセスしてもサンタクロースとの会話を楽しめるという。

一体どのような話をしてくれるのか? 20代も後半となり、サンタさんをお見掛けしなくなって久しい筆者もさっそく試してみた。

「フォッフォッフォ、サンタクロースだよ。」

「トイザらスのサンタさん」の操作は簡単。

1)まず、Google アシスタントを起動する。
(スマートフォンの機種によってはプリインストールされているが、そうでない場合はApp Store/Google Playからのダウンロードが必要)

2) 次にマイクボタンをタップし、「トイザらスのサンタさんとお話ししたい」と話しかける。 

3)トナカイが引くソリに乗ったサンタクロースが画面に現れ、話しかけてくる。

トイザらスのサンタさんを呼ぶと、「フォッフォッフォ、サンタクロースだよ。プレゼントのお願いにきたのかな?それともお手伝いができたのかな?」と心地よい低音が聞こえた。
穏やかな口調は、幼い頃に憧れたサンタさんそのものだ。

「プレゼントのお願い」と答えると、「クリスマスが楽しみじゃな。おまえさんは何が欲しいのかな?自転車かな?絵本かな?」と続き、自転車、ゲーム、ミニカー、ぬいぐるみ、顕微鏡の選択肢が画面下に表示される。
ぬいぐるみをリクエストすると、「おまえさんはかわいい子だね。お家のひとのお手伝いをちゃんとできるかな?」と聞かれた。
家事は自分のことで精いっぱいの筆者が「できない」と言うと、「そうなのかい?やってみたいお手伝いはないのかな?いい子にできたら、きっと良いクリスマスになるぞ」とやさしく諭してくれた。

そんな会話を楽しんでいると、トナカイの鳴き声が響いた。
「(ルドルフ:ブルルン!)。おやおやつい長居をしてしまったよ。そろそろ次の街にいかなければいけない。じゃあ、良い子にしているんだよ。素敵なクリスマスを!」と、サンタさんの相棒のトナカイのルドルフが次の予定を知らせ、サンタさんとの会話は終了となった。

「お風呂掃除をした」と報告すると、「きれいな家は気持ちいじゃろ」と返ってきた

悪戯心が刺激され、2回目はプレゼントに「ルドルフが欲しい」と伝えてみたところ、サンタさんは「そうかそうか、覚えておくよ」と大人の対応を見せてくれた。
いい子にできるかな?という問いにも「仕方ないなあ」と可愛くない答えをすると、「ごめんよ、ちょっと聞こえづらかったからもう一度教えてくれるかな?」と言われてしまった。
すぐに「お手伝いできる」と答えると、「そうかそうか、いい子だね。これからもいい子にしていたら、きっといいクリスマスになるぞ」と笑うサンタさん。

3回目はお手伝いの報告をすることに。
「よくがんばっているね。どんなお手伝いをしたのか、サンタのおじさんに教えてくれるかい?」という言葉とともに画面下に現れたのは、おつかいに行った、水やりした、犬の散歩をした、掃除した、お風呂掃除した、ゴミ捨てした、というお手伝い内容。
「洗濯物をたたんだ」と言うと、「それはすごいねぇ。これからもいい子にしていたら、きっといいクリスマスになるぞ」と褒めてくれた。

サンタさんと話すうちに童心に返り、クリスマスの楽しい思い出がよみがえってきた。
どんな発言もやさしく受け止めてくれたサンタさんだが、なぜこのようなサービスを始めたのか?そして会話のパターンは何通りあるのか?
「トイザらスのサンタさん」の開発を担当した稲見さんに、気になることを聞いてみた。

会話パターンは約2万8980通り!

ーーなぜこのようなサービスを始めたの?

トイザらスは、おもちゃ等の販売を通してクリスマスを盛り上げてきましたが、今年は11月にグリーンランド国際サンタクロース協会日本支部のオフィシャルパートナーに就任し、子どもたちにクリスマスをより楽しんでもらうための様々な企画を展開しています。
協会公認のサンタクロースにアドバイスを受けたサンタさんが全国の店舗に登場したり、みなさんにサンタの帽子を被った写真をSNSに投稿してもらうギネス記録に挑戦し、投稿数に応じて子どもたちへの寄付活動も行っています。
「トイザらスのサンタさん」は、このキャンペーンの一環として始めました。
スマートフォンという身近なテクノロジーを活用し、クリスマスを待ち遠しく思う子どもたちがわくわくする機会を提供できればと考えました。


ーー「スマホアプリを使ったサンタさんとの会話」というアイデアはどこから?

ご存じのように、スマートフォンの音声認識を活用したサービスは多数リリースされています。
アメリカでは宿題に音声認識アプリを使う子どもも珍しくないと聞き、身近なアプリのひとつであるGoogleアシスタントというプラットフォームを用いて、サンタさんと話すことができたら面白いのではないかと考えました。
発案の背景には、クリスマスに子どもから欲しいプレゼントを聞き出すのに苦労したという、トイザらス社員たちのエピソードがあります。
私にも20歳になる娘がいますが、小さい頃は「サンタさんにしか教えない」と私にも妻にも秘密にしていました。
サンタさんへ手紙を書いてもらうことで、なんとか欲しいものを知ったのですが、当時もこのサービスがあれば完璧なクリスマスになりましたね(笑)


ーー会話パターンは全部で何通り?

「トイザらスのサンタさん」のメインの話題は、「欲しいプレゼントのお願い」と「お手伝いの報告」です。
しかし、好奇心旺盛な子どもの質問はその2つに留まりません。
そのため、「サンタさんって本当にいるの?」「どこに住んでいるの?」といった質問にも対応していて、会話のパターン数は、すべて掛け合わせると約2万8980通りになります。
開発にあたっては、使いやすさはもちろん子どもたちの夢を壊さないよう、そして、よりクリスマスが楽しみになるよう配慮してサンタさんの受け答えを考えていきました。

ちなみに、サンタさんとの会話を長く楽しむコツは、プレゼントの希望を伝えた後がポイント。
サンタさんが話している途中でマイクボタンを押し、「聞きたいこと(質問)がある」と言うと、質問に応じて住んでいる場所などを教えてくれる。
区切りのいいところで会話は終了となり、「トイザらスのサンタさんが退出しました」というメッセージに少しさみしい気持ちにもなるが、「世界中を飛び回る忙しいサンタさんを独占することはできないんです」と教えてくれた。


ーーお手伝いの回数が少なくても、プレゼントのお願いをしてもいいの?

「お手伝いの報告」は、プレゼントのお願いをした後、または2回目以降のサンタさんとの会話における話題テーマとなることを想定しています。
「どんなお手伝いをしたのか、サンタのおじさんに教えてくれるかい?」という質問に「何もしていない」と答えたとしても「そうなのかい?」と一旦は受け入れて、サンタさん自身が子どもの頃にはどんなお手伝いをしたのか教えてくれます。
「部屋の掃除をした」と答えれば、「いい子だね。がんばったね」と褒めてくれます。
子どもたちが楽しくサンタさんと会話できることがこのサービスのキーとなるので、褒めたり励ましたり、時には諭して子どもたちの成長を応援してくれます。
子どもたちもサンタさんに言われたら、張り切ってお手伝いをしてくれるのではないでしょうか。

ある大人のユーザーの方が「お金が欲しい」と答えたというエピソードをツイッターで拝見し、私も試してみたところ、「お金で何をしたいかが大事なんだよ。他に欲しいものはないのかい?」と返ってきました。
サンタさんはいい子の元にプレゼントを届けてくれると歌にあるように、「トイザらスのサンタさん」にもそのスピリットが宿っています。
プレゼントのお願いは何度でも可能で、会話の履歴をさかのぼることもできます。



「トイザらスのサンタさん」のPR動画は、わずか公開1日で1万を超える再生回数を記録。
また、子どもへのクリスマスプレゼントに悩む母親が「サンタさんへ手紙を書くよりも便利で楽しい」とSNSへ投稿したことをきっかけに、ママ友を中心に拡散していることからも反響の大きさを感じているという。

サンタさんとの会話はクリスマス当日までの期間限定かと思いきや、「期間は特に設けていない」という。
サンタさんは、クリスマス翌日の12月26日から来年のクリスマスに向けての準備を始めるため、次のプレゼントをお願いできるというのだ。

プレゼントを心待ちにしている子どもたちだけでなく、それを見守る大人たちも笑顔になる「トイザらスのサンタさん」。
サンタさんと話せる今年のクリスマスは、これまでにない特別な思い出になりそうだ。