「ちょw通知止まらんww」あなたもTwitterの“バズり現象”を体験できるアプリが楽しい!

カテゴリ:暮らし

  • ツイッターユーザーの憧れ「バズった」を疑似体験できるアプリが登場
  • どんなツイートにも大量の「いいね」がもらえる! 実際にやってみた
  • 開発のきっかけ「うちの猫の写真を投稿したのに…もっと“いいね”されたかった」

万単位の「いいね」も夢じゃない!?

140文字のコミュニケーション・ツールとして人気のSNS、ツイッター。

身の回りで起きた出来事を投稿したり、発見した面白いものや制作した作品などの映像・画像を共有したりして楽しむほか、災害時には救助要請や避難生活に有益な情報を収集することもできる。
そして、世界中のユーザーが発信するツイートの中で、気に入った投稿に対して好意的な気持ちを表現するアクションが「いいね」と「リツイート」だ。

リツイートによって拡散され多くのユーザーの注目を集めると、送られる「いいね」の数も万単位へと跳ね上がる。
編集部でも、話題のツイートを紹介する際に「何万いいねがついた」など注目度の指標として活用させてもらっている。

そして、この短期間で爆発的に拡散する“バズる”と呼ばれる現象は、ツイッターユーザーなら「一度は味わってみたい」と憧れるものではないだろうか。

そんな願いを叶えるユニークなウェブアプリが、あるツイッターユーザーによって生み出された。
バズった時のよろこびに浸る準備をしてから、こちらをご覧いただきたい!

「いいねされたいTwitterのみんな〜!」という呼び掛けとともに公開された動画を再生すると、iPhoneのロック画面にツイッターからの通知が次々に表示されていく。

「加藤さんがいいねしました」「吉田さんがいいねしました」「山田さんが…」「佐々木さんが…」「山口さんが…」とまるで水圧が強めの噴水から放たれる水のように、自分の投稿に対して寄せられた「いいね」の通知が湧き出てくるではないか。

文字が読めないほど流れが速いので一時停止してみると、どうやら「うちの猫が可愛すぎるから見て」というツイートがバズっているようだ。
愛らしいペット写真の共有はブームとなったが、それにしても通知が届くスピードが速い。

自分のスマホでもこのバズり体験ができるというので、さっそく試してみた。

なにこれ楽しい!実際にやってみた

手順は簡単。まず、iPhoneでウェブブラウザ「Safari」を立ち上げ、アプリのURLを開く。
次に、共有アイコンから「ホーム画面に追加」を選択すると、アプリを全画面で表示することができる。

アプリを開いたら、デジタル時計の上に表示されたロックアイコンがメニューになっているので、「Twitterいいねたくさんモード」からツイート内容を自由に入力。
しばらくすると、さまざまな名字のユーザーたちが無数の仮想「いいね」が送られてくるという仕組みだ。

(左)アプリのトップ画面 (右)「メニュー」を開いた画面

そろそろ昼休憩に入ろうかという正午過ぎ、空腹からモチベーションが下がり、思わず「もう帰ってもいい?」と素直な気持ちをツイートしてしまった。
少し反省しながらロック画面に戻ると、たちまち「いいね」の通知が流れ始めた。

疲れた心に染み渡るやさしい励まし…調子に乗って「600億円ほしい」という願望を呟いても止まらない「いいね」に、気分の高揚を抑えられない。
ついに私の番が来た!とバズった時の決め台詞を心の中で叫んだ。
「ちょwww通知止まらんwwwwwww」

内容に関わらず、無条件で多くの人に肯定されることのなんと嬉しいことか。
アプリに魅了されたユーザーからは、「これ好き!!」「発想力を尊敬する」「楽しいアプリを作ってくれてありがとう」といった声が聞かれた。

しかし、なぜこのような面白いが実用的とはいえないウェブアプリを作ったのか?
開発の経緯やこだわりを作者のオクムラダイキ(@okumura_daiki)さんに聞いた。

「もっと“いいね”されたい」実体験をもとにiPhone画面を再現

ーーこのようなアプリをつくろうと思ったきっかけは?

知人が「クソアプリ アドベントカレンダー」という企画をやっていて、面白そうだと参加してみたのがきっかけです。
役に立たない、世の中に貢献しないアプリとかサービスを出しあって遊ぼうという趣旨だったので、くだらないものを作ろうと思いました。


「クソアプリ アドベントカレンダー」は、エンジニアとして活躍するツイッターユーザーたちが、各々の技術を駆使してクスッと笑えるアプリやサービスのアイディアをカタチにし、1日に1つ担当ユーザーが自作作品を発表していくという企画だ。
4年目を迎える今年、ソフトウェアエンジニアのオクムラダイキさんは、初参加ながら12月のトップバッターとして「通知止まらんw」アプリを発表したのだ。


ーー「いいね」を体験できる、というアイディアはどこから?

僕自身もツイッターをやってるのですが、うちの可愛い猫の写真を投稿をしたのに全然「いいね」されなくて、もっと「いいね」されたいと思ったことがありました。
きっとみんなももっと「いいね」が欲しいはず、一度はバズってみたいと思ってるだろう、と考えたのがきっかけです。
バズったツイートでよく「通知止まらんwww」と言っているのをよく目にするのですが、こんな風に大量の通知が流れてきたら面白いなぁと思ったのをそのまま形にしてみました。

筆者が体験した「いいね」シャワー

アプリ開発にかける思いは、紹介ページにも綴られていた。

突然ですが皆さん、SNSでよさげな投稿をしたのに全然いいねされなかった、という経験はありませんか?
「これは面白い」「たくさんいいねされるに違いない」とウキウキしながら投稿したのに、思ったより反応が貰えなかった…
悲しいことに、このような出来事は今日も世界中で起こり続け、毎日たくさんの人々を苦しめています。
「SNSで辛い思いをする人を1人でも減らしたい…」僕はそう思い立ち、アプリで世界を救うことを決意しました。

「バズった経験はありません」

ーーご自身もバズった経験がある?

バズった経験はありません。バズったらこうなるのかな?という想像で作りました。
なのでおそらく、本当にバズった際には、僕が作ったアプリのように通知が流れ続けるように表示されることはないと思います。


ーー開発で特に苦労した点は?

本物のiPhoneの画面に似せることです。
再現したのはiPhoneXの画面で、文字フォントや通知カードのすりガラス風の表現のほか、懐中電灯とカメラボタンは3Dタッチに反応して、強く押すとアイコンが大きくなるよう作りました。
特に苦労したのは、通知が表示される時のアニメーションの再現です。
本物と見比べて試行錯誤しながら似せていき、完成までには8時間ほどかかりました。
ロック画面ひとつとっても、iPhoneのUIが細部までこだわって作られていることが分かり、再現できなかったものも含めて、観察するだけでも面白かったです。

通知アニメーションのプログラミング

仮想「いいね」をしてくれるユーザーの名前は全部で100種類で、日本人の名字ランキングの順に表示されるという。
また、ツイートに文字数制限はないが、アプリに表示されるのは1行だけということだ。

アプリへの反響については、「短時間で作ったくだらないアプリなのに」と驚きつつも、「面白い、笑える、通知止まらんって言ってみたかった、いいクソアプリ、などの感想をたくさんいただけたので、多少なりとも人に笑ってもらえたと思うと、率直に嬉しいです」と喜んでいた。
来年もこの企画に参加して次回作を発表する予定で、「今年よりさらにくだらないものを作りたいです!」と意気込みを語ってくれた。

よく聞く「いいねをされすぎてツイッターが落ちる」という現象は起きないが、使いすぎるとバッテリーを消耗するという「通知止まらんw」アプリ。
オクムラダイキさんによると、「返って虚しさが増すという事例も報告されています」ということなので、スマホの充電と自分のメンタルと相談しながら、楽しく遊んでほしい。