徹底した“再現度”がとにかくスゴイ!映画『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットの理由に迫る

カテゴリ:芸能スポーツ

  • フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』
  • 「逆境からの大逆転」名曲に込められた壮絶な人生を描いた作品
  • 本人そっくりの俳優を起用 独特の動きを“完コピ”できたのには理由が

「クイーン」のファンでなくてもハマる!その理由とは

イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』。

11月9日に公開されると、わずか3日で興行収入はおよそ5億円を達成し、興行収入ランキングで初登場1位に。

その後も観客動員数は伸び続け、「クイーン」の全盛期をよく知る50代・60代だけでなく、その子ども世代にも人気が広がり、社会現象となっているのだ。

「直撃LIVEグッディ!」のスタジオでは、映画を見た17人に話を聞いたところ13人が「もともとクイーンのファンではない」という結果。

なぜ、この映画はファンではない人の心をも掴むのだろうか?


斉藤博昭氏(映画ジャーナリスト):
音楽の力で魔法にかかるということがありますが、物語に感情移入できなくても、音楽に圧倒されたりと感動は人それぞれです。間口が広くなっているということが、幅広い客層を呼び込んでいる要因にもなっていると思います。

安藤優子:
これ、CMが流れている時から絶対に見たい!と思ってたんですけど、まだ見られてなくて…

高橋克実:
安藤さんはドンピシャの世代ですもんね。

安藤優子:
はい、本当にドンピシャです!アメリカにいる時もコンサートを見に行って、全身鳥肌が立ちました。

高橋克実
僕も“キラークイーン”っていうシングルを中学1年生の時に買いましたね。20歳くらいの時には武道館のライブにも行ったことがあります!

立本信吾フィールドキャスター:
私はきのう見に行きました。すごかったです!50代・60代の方が多いのかと思ったんですが、20代や30代の人が多かった印象ですね。

土屋礼央:
僕も見に行きました。クイーンを知らない人ほど見てほしいですね!

有村崑さん(映画コメンテーター):
みなさん、期待値がとても高いと思います。でも“すごい”と聞いてから見ても、それを上回る熱量で圧倒されますよ!

安藤優子:
フレディ・マーキュリーって、言葉は悪いですけどある種キワモノ的な要素があるじゃないですか。それなのに世代を超えてうけているのはすごいなと思います。

有村さん:
ひとえにカリスマ力だと思いますね。彼は逆境の続く人生だったんです。それをバネにして曲作りに込めた。そこが今回多くの人に刺さっているんだと思います。
 
立本信吾
そこについて説明しましょう。音楽もすごいんですけど、この映画はストーリーもすごいんです。

名曲に込められた壮絶な人間ドラマ

<ここがすごい!ファンじゃなくても涙する理由>誰もが共感するストーリー

・フレディ・マーキュリーは、アフリカ生まれインド育ちの移民のため人種差別を受けてきた

・さらに上の歯が普通より多く、前歯が出ていた容姿がコンプレックスだった

・晩年になると、LGBTであることに苦悩する

有村さん:
フレディ・マーキュリーは、自分がエイズになっていることを知っていて、自分の死期が分かる中で、最終的に『ウィー・アー・ザ・チャンピオン』、俺たちが伝説のチャンピオンになってやるんだっていう、ものすごく熱いメッセージが込められた曲を歌った。『ボヘミアン・ラプソディ』も“インドの名前を捨ててしまってごめんなさい”っていう曲なんです。彼の逆境に次ぐ逆境のメッセージがすべての歌に込められているんです。

安藤優子:
自分が引きずってきた人生というか、すべてのものが曲の中に込められている。そういうことがこの映画では分かるんですね。

有村さん:
分かるんですよ。我々も曲は聞いたことがあったけど、そんなストーリーがあったのかと。人間ドラマとして、ぜひ若い世代、なんとなくクイーンを知ってるだけという世代の方にもご覧いただきたいですね。

「本人そっくり」なのはビジュアルだけでない!

立本信吾
ファンじゃなくても涙するこの映画。ですが、ファンならもっと涙する、絶賛するポイントがあります。それが徹底した“再現度”です。実際の本人と、演じられている俳優さんが本当にほぼ一緒なんです。

有村さん:
本当にそっくりですよね。フレディ・マーキュリーを演じる上で、ものすごくプレッシャーがあったと思いますよ。今回は、映画では珍しい“モーションコーディネーター”という方が監督にいるんです。フレディ独特の動きを完全コピーさせる監督がいるということです。ですからモノマネではなく、まるで本人が降りてきたような完成度なんですよ。
 
安藤優子:
実は私、予告を見ていた時は実写だと思ってたんです。違うと聞いた時は“うそ!”って思いました。それくらいそっくりですよね!

有村さん:
さらにすごいのが“クイーン”の創設メンバーであるブライアン・メイさんとロジャー・テイラーさんが音楽総指揮として参加しているんです。本人たちしか知りえない未発表音源を入れ込んだり、当時使っていた小道具を一部提供していて…だからこその説得力がすごいんです!

(「直撃LIVE グッディ!」11月30日放送分より)

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