“紀州のドン・ファン”怪死 実の兄「悲しいばっかしや」

国内

不審な死を遂げた、紀州のドン・ファンこと野崎幸助さん(77)の兄が、カメラの前で弟の死について語った。

紀州のドン・ファンこと、野崎幸助さんの死から、14日で3週間。

カメラの前で、「悲しいばっかしや。(弟が)死んでな」と、つらい胸の内を明かしたのは、野崎さんの実の兄。

野崎さんの兄は、「(自分で命を絶つような弟?)わかりませんわ...わたしもわかりません」と話した。

5月24日、和歌山・田辺市の自宅寝室で、急性覚せい剤中毒による不審な死を遂げた野崎さん。

覚せい剤を口から摂取した可能性が高いとみられる野崎さん。

警察は、5月6日に息を引き取った愛犬・イブを掘り起こし、体内に覚せい剤が残っていないかなど、鑑定を進めている。

事件解明のカギを握る愛犬・イブ。

30年来の知人は、「(犬の)名前何にしようかとか、(前の)奥さんと話していて、『きょう(12月)24日だからイブちゃんは?』みたいな会話をしていたのは覚えています。(クリスマスイブだからイブちゃん?)そうですね」と話した。

2004年11月に生まれ、野崎さんのもとにクリスマスイブに来たことから、“イブちゃん”と名づけられた。

しかし、いつもそばで生活し、溺愛していた愛犬・イブ。

死因は、13歳6カ月という年齢から、老衰の可能性もあると考えられていたが...。

30年来の知人は、「知り合いが動物病院で元気だった姿を見ているので、4月です」と話した。

動物病院の関係者も、「健康体で、体力もあった。翌月に老衰で死ぬ状態ではない」と証言している。

番組が入手した、2匹の犬の写真。

右側に写っているのが、イブちゃん。

そして、左側に写っているのが、数年前まで野崎さんが飼っていたという、もう1匹の愛犬・モエちゃん。

数年前、このモエちゃんが病死した際、亡きがらは火葬されたという。

しかし、イブちゃんについては、妻が勧める火葬を認めず、土葬にこだわったという野崎さん。

イブちゃんの葬儀を執り行った住職は「野崎さんが、自分の意見を通そうとしているように見えた」と話した。

後日、野崎さんの思い通り、イブの亡きがらは、自宅の庭に埋葬された。

野崎さんの知人は、「社長が長く生きてきた中で、唯一、イブだけはお金関係なく、真っすぐに社長を慕ってくれていたと思います。イブを骨にするのが嫌だったのでしょうか、火葬にしなかった真意はわかりません」と話した。

野崎さんは、何かを予期して、イブの火葬を拒んだのか。

掘り起こしから1週間がたったものの、鑑定結果はまだ出ていない。

その見通しについて、警察の依頼で不審死した動物を鑑定したことのある獣医師、くずのは動物病院・佐伯 潤院長は、「日本では、動物の覚せい剤中毒を扱うことがほぼないので、人の例を参考にするしかない。手探りでやっている部分があるので、1週間でもまだ時間が足りない。正しい結果が出るように、慎重に進めているかと思う」と話した。