どう変わる? 民泊新法 違法民泊の実態

国内

民家やマンションの空き部屋に、旅行者を有料で宿泊させる「民泊」。

その民泊に関わる新しい法律が、15日から施行されます。

どのように変わるのか、フォーカスします。

民泊新法の主なルール。

まず、営業日数の上限は、年間で180日までと定められる。

また宿泊料を受け取り、人を宿泊させる場合、届け出が必要で、届け出をせずに営業した場合は、最大100万円の罰金が科せられる。

さらに、宿泊者の本人確認や名簿の作成が義務づけられる。

新法の施行の背景には、外国人観光客が増えていることによるホテル不足や、届け出や許可を受けずに運営する、違法民泊の増加が挙げられる。

新法で違法民泊は改善するのか。

施行前の実態を取材した。

外国人観光客は「(なぜ民泊に宿泊?)安いし、街に住めるので、日本人の生活などを体験することができるから」

外国人旅行者に人気の高い民泊。

しかし中には、住宅宿泊事業の届け出番号や旅館業法等の許認可番号のない、違法民泊も数多くあるという。

新宿・歌舞伎町の近くにあるマンション。

玄関をよく見てみると、なぜか、配水管に大量のキーボックスが取りつけられている。

マンションから出てきた外国人は「(なぜこのマンションに?)エアビーで(予約した)」と話した。

「エアビーアンドビー」とは、アメリカに本社を置く、民泊仲介業者の最大手。

ここに、同じ物件の写真が掲載されている。

1部屋1泊6,500円。

3人で泊まれば、1人あたりおよそ2,200円と、ホテルよりも格段に安くなる。

この物件は、エアビーアンドビーや民泊を予約できるサイト「ブッキングドットコム」に掲載されていた。

しかし、この物件、違法民泊の可能性が高いとみられている。

入り口の貼り紙には、民泊の運営は管理規約違反と書かれている。

管理規約で禁止されている物件では、民泊の届け出は受理されない。

取材班は、外国人旅行者が宿泊費を渡した女性を直撃した。

「(ここで部屋の貸し出しをしている?)いいえ、違いますよ。(ブッキングドットコムに掲載されてますよね?)いいえ、違います。(管理規約で民泊禁止されているが?)...。」

ブッキングドットコムに確認すると、届け出番号が確認されなかったとして、今後、予約をできなくする措置をとったと明らかにした。

また、この物件の多くの宿泊客が利用していたエアビーアンドビーは、個別の案件は答えられないとコメント。

しかし、届け出番号がない物件について、15日から19日までの予約を取り消し、違法民泊は順次、掲載を削除している。

民泊法の届け出は、全国でおよそ2,700件にとどまっていて、国や行政は、違法民泊の実態について把握しきれていないのが現状。