インスタ映え間違いなし! 自然が作り出す絶景"東洋のナイアガラ" 

カテゴリ:国内

  • 迫力満点の滝は、危険と隣り合わせ
  • 滝つぼが竜宮城につながっている!?
  • 吹割渓谷の散策は見どころいっぱい

大迫力の滝は危険と隣合わせ

駐車場からわずかに聞こえる滝の音。
車道下の地下道を抜けると、ほんのり冷たい風が頬をなでる。遊歩道を進み、次第に大きくなる滝の音と遠くに見えるその姿に胸が高鳴る。

群馬県沼田市にある「吹割の滝」
高さ7メートル、幅30メートルの横長の滝は、"東洋のナイアガラ"と呼ばれる、人気の観光スポットだ。
取材したこの日は、土曜日ということもあり、絶え間なく観光客が訪れていた。

ごつごつとした岩場を歩き進むと、滝がすぐそばに。
清流が岩質のやわらかい部分を浸食し、多くの割れ目を生んだために、あたかも巨大岩が吹き割れたように見える。
ごうごうと落下して水しぶきをあげる滝の迫力を間近で感じることができる。
張られているロープや白線を超えて滝に近づくのは危険だ。実際に水難事故も起きている。
ルールを守って雄大な自然を満喫していただきたい。

昔から伝わる「竜宮伝説」

沼田市によると、「吹割の滝つぼは竜宮へ通じている」との伝説があるという。

村人は祝儀があると願いの手紙を書いて滝に投げ込んで、竜宮からお椀やお膳を借りていた。すると、祝儀の前日には頼んだお膳やお椀が岩の上に置かれていたという。ところが、ある年、1組だけ返し忘れたため、二度と借りられなくなってしまったという。

自然散策も 周辺は見どころ満載 

「吹割渓ならびに吹割瀑」として、国の天然記念物および名勝に指定されている。
この美しい渓谷は、季節やその時の天候によって様々な表情をみせる。
秋は滝と紅葉のコラボレーションは、インスタ映え間違いないだろう。4月から6月にかけて新緑の季節は、雪解けによって水量が増えて、一年の中でも迫力が増す滝を鑑賞することができる。

見どころは「吹割の滝」だけではない。

すぐそばには「般若岩」と呼ばれる岩壁がある。名前の通り、般若が口をあけて待ち構えているようにみえる。
そこから下流に進むと、鱒が懸命に飛び跳ねる姿から由来した「鱒飛の滝」が姿を現す。

さらに進むと、「第1観瀑台」にたどり着く。ここは山の上から見下ろすことができ、遊歩道からはみえない滝の奥をみることができて、「吹割の滝」の全体を臨むことができる。

【撮影後記】

さんぽシリーズの企画に携わるのも、3回目となった。
前回の「夏さんぽ~濃溝の滝・亀岩の洞窟~」、前々回の「梅雨さんぽ~あじさい~」に続く今回は「秋さんぽ~吹割の滝~」だ。
今年は、夏の暑さの影響か、なかなか紅葉が進まない場所があったり、逆に急な冷え込みのためか、突然紅葉が進んでピークを迎えてしまった場所など、見頃を予想するのが難しかった。

毎回天気に、あまり恵まれなかった自分の企画だが、今回も例外ではなかった。
当初予定していた取材日は雨。日頃の行いが悪いのだろうか...そんなことを思いつつも3日後に迫る放送予定日を前に焦りを感じていた。

結局、取材を行ったのは翌日。
一週間ほど不安定な天気が続いていたが、この日は晴れ間が見えていた。日頃の行いは悪くない。そう自分に言い聞かせた。紅葉の見頃とはいかなかったが、
色づいた山々と時折吹く風で舞う葉っぱに秋の深まりを感じる取材となった。
               
今回課題となったのは「さんぽシリーズ」の肝でもあるドローン撮影だ。
前回「夏さんぽ」で、自分が撮影したドローン映像が初めて放送されたが、正直嬉しさよりも悔しさの方が勝っていた。抱いているイメージを上手く表現できない自分に対する、怒りにも似た感情を抱いていた。

そのリベンジという気持ちで挑んだ今回の撮影。
下流から滝にドローンを近づけると、想像以上の風で前に進まない。
舞い上がる水しぶきに悪戦苦闘しながらも「自分が思う迫力ある映像を撮影した」、そう思った。

撮影後、映像を見たカメラマンに「何を見せたいのかが伝わらない」と言われた言葉が胸に刺さる。自分では上手く撮影できたと思っていても、映像に迷いが出てしまっていた。ドローンの操作技術に気を取られ過ぎていた部分もあるかもしれない。表現することの難しさを改めて感じる。挑戦し続けていきたい。

                                                
【吹割の滝までのアクセス】

・電車 JR上越線沼田駅からバス40分
・車  関越自動車道沼田インター下車、国道120号線を尾瀬方面へ直進およそ20分
    遊歩道は夜間通行止め。12月中旬から3月下旬までは冬季閉鎖されます。

【問い合わせ先】

・沼田市利根支所観光係   TEL 0278-56-2111



   (執筆:取材撮影部・三浦修/岸下怜史)

 

 


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