“偽ドラえもん”中国が登録「認めず」

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中国の企業が作った「ドラえもん」そっくりのキャラクター。

実はこれに中国の裁判所が「待った」をかけた。

「ドラえもん」をめぐって、中国・福建省の企業が、あるキャラクターを商標登録した。

そのキャラクターの名前は、「ロボット猫」。

顔の形や胸につけている鈴などそっくりに見えるが、申請した中国企業は、「これは、日本の『ドラえもん』ではなく、中国の『ドラえもん』です。(日本のドラえもんと)ちょっと違います。似てはいますけど」と話した。

そこで3日、来日している中国人観光客に、「ロボット猫」のキャラクターを見てもらうと。

中国人観光客は「(彼の名前は何ですか?)ドラえもん」、「ドラえもん。この『機械猫』は、日本のドラえもんと違うの? 一緒だと思うけど、何が違うの?」、「ほかの会社が(ドラえもんを)まねして商品を作るのは、著作権違反です」などと話した。

実は中国では、これまでも遊園地にドラえもんをはじめ、ディズニーなどのキャラクターそっくりのものを無断で使い、物議をかもした過去が。

園内には、明らかにウルトラマンを意識して作られた像もあった。

また、ガンダムそっくりの像も登場。

パクリ野放し状態が続いてきた。

今回の「ロボット猫」をめぐっては、その商標権の審査を求めて企業側が国に提訴。

裁判では、複数の裁判官が「ドラえもん」の漫画を読み審議。

そして、4月28日、判決が言い渡され、「丸い手の形やおなかのポケットなどがそっくりだ」として、著作権侵害を認め、商標登録は無効と判断された。

この判決に、「ロボット猫」企業は、「何も変わりません。そのまま続けます」と、主張し、今後もグッズ販売などを続ける構え。

4年前に専門の裁判所を設けるなど、知的財産権保護に力を入れ始めている中国。

今回の著作権侵害との判断は、パクリ大国と言われた汚名返上への1歩となるのか。