“おしどり夫婦”津川雅彦さん・朝丘雪路さんの合同葬 娘が明かした母の“お嬢様”エピソード

  • 黒柳徹子さんが新婚時に津川さんと新幹線でバッタリ会った時のエピソードを披露 
  • 40年来の親交があった奥田瑛二さんが明かした津川さんとの大ゲンカ
  • 娘が明かす、幼い頃に不安を覚えた母・朝丘さんの“お嬢様”ぶり

2018年4月に亡くなった朝丘雪路さんと、その100日後の8月に妻の後を追うように亡くなった津川雅彦さんの合同葬・お別れの会が青山葬儀所で執り行われた。

会場には中井貴一さん、沢村一樹さん、藤原紀香さん、向井理さん、佐々木蔵之介さん、佐藤浩市さんといったそうそうたる顔ぶれが続々と参列した。

友人たちが明かした、微笑ましいエピソード

約1100人が集まった合同葬。

水谷豊さんは「雪路さんもそうですが、津川さんも本当にいつも現場を明るくしてくださる」と振り返った。また、西岡徳馬さんは「すごく仲良しのいい俳優と女優の夫婦でしたよね」と故人を偲んだ。

芸能界きってのおしどり夫婦だった津川さんと朝丘さん。

津川さんと60年来の親交があった黒柳徹子さんは、新婚ほやほやの津川さんに新幹線でバッタリ会った時のエピソードを披露。

「(津川さんに)『ねえ、結婚したんだって?』と聞きました。『そうだよ』と言うので、さらに大きい声で『どうして?』と聞きました。雅彦ちゃんは『だって踊りが上手いからさ』と言いました。私は『踊りが上手いから結婚するの、変じゃない』と、なおも大声で言いましたら雅彦ちゃんの態度が変なので、気が付いたら反対側の席に朝丘雪路さんがネッカチーフをかぶって座っていました」と明かした。

津川さんだけかと思いきや、朝丘さんもその場にいたといい、黒柳さんが後年、朝丘さんに新幹線での会話が聞こえていたかと問うと「ええ、聞こえていました」と話したという。

また、弔辞では奥田瑛二さんも「ケンカもしました、大ゲンカ。僕が芸術至上主義者だと酒を飲んで言いましたら、津川さんが目をキーっと開いて『なんだお前は、芸術至上主義?冗談じゃないんだよ、芸術至上主義なんてクソくらえだ!青二才。俳優というものはだな、すべて我々がしてることは、エンターテインメント。いかに人を喜ばし、楽しくさせるか、芸術を語るやつがそんなことはできない!』と言われて逃げだして隅で泣いておりました。ゴルフ場でですよ」と笑いを誘った。

喪主で長女の真由子さんは「とにかくじめじめした葬式は俺は嫌いだ」と津川さんが話していたといい、黒柳さんも奥田さんも、二人へのメッセージに“モノマネ”を添えるなど、明るい合同葬となった。

“世界一のお父さんとお母さん”

過去に番組に出演した際、津川さんが「はた目に見れば大した女房じゃないです。飯は作らない、掃除はしない、洗濯もしない…僕なんか自分で掃除、洗濯、炊事をやっていましたから」と言う隣で、朝丘さんが「ウソばっかり、ひどい~!」と仲睦まじい姿を見せていた。

二人を一番、間近で見てきた真由子さんは「決して、理想的な父と母だったとは言えないと思います。母は母でみなさんご存知の通り、何もできない」と話し、幼い頃の朝丘さんのあるエピソードを明かした。

朝丘さんは自動販売機に「朝丘です」と話し掛け、真由子さんが「小銭を入れないと買えないよ」と言うと、「えっ?大丈夫よ、真由子。朝丘です」と言い、真由子さんは「三越の屋上でお帳場(ツケ)で自動販売機も買えると勘違いしている母を見ながら、『大丈夫かな』と思っていた4、5歳の頃を思い出します」と語った。

時折、笑いも起きる中、真由子さんは「私の中では胸を張って、“世界一のお父さんとお母さん”だったって今は言えます。だから悔いも残るし、会いたいから涙も出る。だから、いっぱい泣かしてねってお願いしています。お父さん、お母さん、千秋楽、お疲れ様」と二人を見送った。

“お祭り”のようなお別れ会にするため、真由子さんは、トルコキキョウやカーネーションなど4000本の花で祭壇をカラフルに彩ったという。

(「めざましテレビ」11月22日放送分より)

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