新人王 大谷翔平選手が乗り越えた“逆風”

カテゴリ:芸能スポーツ

  • 日本人として、大谷翔平選手が17年ぶり4人目の快挙を達成
  • 「投打共に素晴らしく、100年近く誰もできなかったことを成し得た」
  • 新人王の選出は、成績のみならず大谷選手の人柄も後押し?

米大リーグの最優秀新人(新人王)が12日発表され、エンゼルスの大谷翔平選手(24)がア・リーグの新人王に輝いた。

新人王に日本人選手が選ばれるのは、2001年のイチロー外野手以来、17年ぶり4人目の快挙となる。実は、大谷選手が今回新人王を獲得するには、厳しい“逆風”があった。
「直撃LIVEグッディ!」では、スポーツジャーナリストの古内義明さんをスタジオにお招きし、大谷選手が乗り越えた“逆風”についてお伝えした。

木下康太郎フィールドキャスター:
前人未到の記録を作った大谷選手。まずは今シーズンの成績を見てください。

<投手として>
10試合登板し、4勝2敗、防御率3.31、奪三振63
<打者として>
104試合出場し、打率.285、ホームラン22、打点61、盗塁10

野球の神様ベーブ・ルース以来

木下:
1シーズンに投手として2勝かつ打者として20ホームラン以上という成績は、野球の神様ベーブ・ルース以来97年ぶりのことなんです。大谷選手が新人王に選ばれたというのは、約100年ぶりの二刀流がアメリカで認められたゆるぎない証拠ということになります!

安藤優子:
最初は大谷選手の二刀流に対して厳しい人もいましたが、二刀流で乗り込んで、そしてエンゼルスが二刀流を許してくれたことが結果として良かったんですね。

古内義明氏(スポーツジャーナリスト):
そうなんです。対応したエンゼルスの首脳陣とマイク・ソーシア監督は素晴らしい手腕を発揮したと思います。

木下:
日本人として17年ぶりの新人王に輝いた大谷選手ですが、日本人選手がメジャーで新人王を獲得するためには逆風があると言われてきました。

・1995年野茂英雄投手(当時27)、2000年佐々木主浩投手(当時32)、2001年イチロー選手(当時28)が新人王に輝く
⇒日本でスターとして活躍した選手が、メジャーに来て新人扱いというのはおかしいんじゃないか?という声が上がるようになり、その後は実績ある外国人選手に厳しい風潮が…
・2003年の松井秀喜選手(当時29)やダルビッシュ有投手(当時26)も、成績を上げたが受賞ならず

木下:
では、なぜ大谷選手は受賞できたのか?スポーツライターのジョセフ氏によりますと“日本から来た選手で大谷ほどの衝撃を与えた選手はいなかった。投打共に素晴らしく、それは100年近く誰もできなかったことを成し得た”ということで、とにかく文句なしだったということなんですよ。

古内氏:
野球選手は、誰しも少年時代はピッチャーで4番なんです。でも、どこかの段階で“僕はバッターだ”“僕はピッチャーだ”と選ぶんですよね。それを彼は、メジャーというトップレベルでも両方やった。それはとてもすごいことだと、アメリカ人も思ったということですね。

安藤:
なるほど。少年の夢を、メジャーの舞台で現実のものにしたんですね~。

木下:
さらに成績だけではなく、大谷選手の人柄が新人王選出を後押ししたんじゃないかと思われるので、紹介しますね!

大谷選手の人柄が分かる!ファンサービスやベンチマナーなど

<心をつかんだ大谷選手の人柄>
・相手チームファンの少年に、ネーム入りバットをプレゼント!
・普段はゴミだらけのベンチだが、大谷選手だけはヒマワリの種の殻を紙コップに捨てていた
⇒地元記者がツイッターに「彼はヒマワリの種を床に吐くのではなく、コップの中に捨てる唯一の存在だ」と掲載し、ファンの間でも話題に
・チーム関係者も「英語の勉強も努力している」「他人に対してとても丁寧」と感心するほど、謙虚な努力家・審判にも礼儀正しく、打席に入るときは必ず審判にあいさつをし、マウンドを降りる時も「お世話になりました」とあいさつをする。
⇒大谷選手のあいさつに対して、審判が親指を立て“異例の激励”をしたことも

木下:
このように、みなさん絶賛しているんですよ。

安藤:
ベンチマナーとか、みなさん細かいところまで見てるんですね。

古内氏:
メジャーリーグにはおおざっぱな人が本当に多いんです。彼の振る舞いがお手本になることが多々あると思います。エンゼルスのクラブハウスに行くとみんな音楽をガンガン鳴らしたりするんですけど、彼はイヤホンをつけて音楽を聴いたり、他人の迷惑にならないことをいつも考えていると思います。

安藤:
なんだか、メジャーに新しい文化を持ってきている感じがしますね!

先月、ケガのため右ひじの靭帯再建手術を受けた大谷選手。今後はどのように活躍するのでしょうか?

古内氏:
来シーズンは6月くらいからバッターに専念して、ピッチャーに復帰するのは2020年以降になると思います。

安藤:
これからも二刀流として活躍していくんですね。

三田友梨佳アナウンサー:
来シーズンは、(大谷選手が他選手に)相当研究されるんじゃないですか?

古内氏:
間違いないと思います。ホームランも20本越えてきましたからね。攻め方の研究をされると思いますが、それを彼がどう乗り越えていくのか、楽しみでもありますね。

安藤:
新人王というタイトルも背中に乗ってきますから、向こうもそのつもりでやってくるでしょうし、大谷選手を取り巻く環境も変わっていく感じがして楽しみですね。


(「直撃LIVE グッディ!」11月13日放送分より)

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