発売から2週間で完売!話題沸騰中の「飲むカレー」を飲んでみた

カテゴリ:暮らし

  • 1年以上費やして開発された「飲むカレー」は手軽に持ち運べて、常温でもおいしい
  • 「飲むカレー」を実際に飲んでみた。想像以上にスパイシー!
  • 次の販売予定数は約2000本!気になる再販売予定日は…

近年になって透明な紅茶やコーヒー、コーラ等が販売されるなど、平成の終わりと共に、飲料業界も新たな動きを見せ始めている。

そんな中、誰もが一度は聞いたことがあるであろう、あの言葉を実現した飲み物がついに姿を現した。

「カレーは飲み物」

日本の国民食とまで呼ばれるカレーが、缶飲料として飲料業界に進出してきたのだ。その名も「フェリシモ 神戸発 飲むカレー CARRY CURRY」だ。英語で運ぶという意味の「CARRY」とカレー「CURRY」がかかっている。

そんな「飲むカレー」が、株式会社フェリシモの越境ECサイト「EVERYTHING FROM.JP」で、10月26日から数量限定で発売され、約2週間で売り切れてしまったという。

なぜ「カレーは飲み物」を実現したのか?そして一体どんな飲み物なのか?
フェリシモの広報部・市川美幸さんにお話を聞いてみた。

「カレーを飲む。人前ではできないんだよなあ」

ーー開発経緯は?

そもそものきっかけは、デザイナーの太刀川英輔さんが、「カレーを飲む」と仰って一堂驚いたことがはじまりです。飛行機や列車での移動中にレトルトカレーを飲んでみたところ、おいしかったそうですが、「これ人前ではできないんだよなあ(笑)」という太刀川さんの一言から、チャレンジは始まりました。

担当が実際にレトルトカレーをそのまま味わってみると意外とおいしく、数日後に「カレーが飲みたい!」とクセになっていることに気がついたそうです。これはもう、作るしかない!(笑) いかにカレーをかっこよく持ち歩き、飲めるようにするか?1年以上の時間を費やし、開発してきました。

まず、飲み口(スパウト)のある容器を探しました。試作品はスクリューキャップを開けるのに、手の皮がヒリヒリするほどの力が必要で断念。次にガラスびんを使う案を考えましたが、そもそも重いし割れるし、これでは持ち歩けないと断念。

そして缶に行き着きましたが、カレーの色と匂いが強すぎて、充填できる工場が見つからない日々が続きました。何度も壁に阻まれながら、やっと協力していただける工場さんとめぐり会い、奇跡的に「飲むカレー」が生まれました。

こうして開発に1年以上かけて発売に至った「飲むカレー」は、国産トマトのピューレや国産玉ねぎを使用したカレー。170gで53kcalのトマトカレーが、3缶セットになって税込1231円
10月26日より、テスト販売で160セット程度を販売したが、予想以上の大反響で、発売から約2週間で完売した。

ちなみに、温める場合は湯煎するか、レンジの場合は別の容器に移す必要があるそうだが、「常温でおいしくお召し上がりいただけます」と、自信満々に担当者は推奨している。

ーー常温でおいしく召し上がれるとのことだが、そうは言っても温めた方がおいしいのでは?辛さは?

少し湯煎してもおいしくいただけますが、コンセプトが「持ち歩く」ですので、常温でもおいしいと感じるお味になるように注力しました。また、冷蔵や冷凍は油分が凝固するので、お勧めできません。

辛さは「中辛程度」に設定しておりますが、そんなにピリピリした辛さではないので、スパイスの刺激が強すぎるということはありません。通常の食品ですので、辛いものが苦手な方やお子様の対象年齢の基準はありません、個人差の問題もありますので。

実際に飲んでみた

現在は売り切れで手に入らない「飲むカレー」、その実力はどれほどのものなのか。特別に送って頂き確かめてみた。

見た目は思いのほか小さめで、比べてみると500mlペットボトルの半分ほどの大きさだ。確かに、カバンにも入れやすいサイズ感で、持ち運びは手軽にできそうだ。

だが、中身は濃縮されたカレーがたっぷり入っているため、缶コーヒーと比べて、だいぶずっしりとしている。上部に書かれている「OPEN」の文字からラベルを剥がし、キャップを回し開けると、ふわっとカレー特有のスパイシーな香りがやってきたが、周囲にカレーを食べているということがバレてしまうほど強くはない。

色味は一般的なカレーのように茶色ではなく、トマトペーストがふんだんに使用されていることもあり、オレンジ色に近い。口元まで近づけてみると、開封時に軽く匂ったカレーの香りを鮮烈に感じることができ、期待値が高まっていく。

初体験の「飲み物カレー」は一体どんな味なのか…飲んでみた。


飲んでみると、香りの何倍以上にも効いたスパイスが口いっぱいに広がり、携帯飲料とは思えないほど本格的なカレーに仕上がっていた。「中辛」とのことで、確かに子供には少し厳しい辛さかもしれない。
だが、これくらいの辛さだからこそ少しずつ味わうのに丁度よく、もしこれよりも甘かったら一気に飲み切ってしまいそうだ。

内容物はカレールーのみになっており、ごろごろと具材が入っているわけではないので、コーンスープにあるような、「缶の底にコーンが残ってとれない!」なんて事態にはならない。

1本53kcalで、お昼1食がこれだけでは少し物足りないと思えるが、ご飯が欲しくなる味だと感じた。フェリシモはコンビニのおにぎりやパンと一緒に頂くのを推奨しており、合わせて食べれば十分に満腹感を得られそうだ。
ちなみに、コンビニおにぎり1個のカロリーは具や大きさによって異なるが200kcal前後で、カレーライスの平均的なカロリーは600~700kcal程度。(編集部調べ)

おにぎりとの組み合わせは鉄板!

次に飲める機会はいつ?

ーー商品はトマトカレーだが、違う種類のカレーの販売予定は?

飲んでいただいた方からの「お声」をアンケートで受けて、進化させたいです。辛さのレベルを変えたり、チキンやビーフなど風味を変えたり、と考えています。進行中のものはまだありませんが、できたての飲むカレー「CARRY CURRY」は、まだまだ発展途上。今後どんどん進化させ、風味を変えてシリーズ化していく予定です。


ーー現時点の反響は?

おかげさまで予想以上の反響で驚いております。また、落合陽一さんがツイートしてくださいました。
(落合さんは、社長の矢崎と会食をした際に、たまたまカレーをお飲みになると聞き、こちらを味見していただいたことがございました)


ーー販売再開予定は?

なるべく早くにご予約の受付開始を目指しており、「お届けは3月中を目指して」という状態です。なお、次の販売数は約2000本(3缶1セットで660セット)を予定しております。

私達が「ひょっとしたら」と思ったことに、多くの方々に共感頂きとても嬉しく思っています。こういった「ひょっとしたら」という「遊び」の部分から、面白い商品や可能性は生まれるものですので、いつまでもチャレンジをしていきたいなと思っております。

パンとの相性もばっちり!

「カレーは飲み物」は、カレーの食べ方についての名(迷)言だったはずが、まさか本当に飲料として実現するとは驚きだ。次の販売機会には是非多くの人に体験してもらいたいと思うとともに、今度はどんな食べ物が飲料になるのかという興味も尽きない。