汗だくの国会答弁にたびたびの失言…桜田五輪担当相の人物像に迫る

カテゴリ:国内

  • 蓮舫議員からの厳しい追及に汗だくでしどろもどろ
  • 地元の柏市民からも桜田五輪担当相に対して賛否両論の意見
  • 過去には失言もある桜田大臣をなぜ入閣させたのか?

参院の予算委員会で、立憲民主党の蓮舫参院幹事長の国会質問に、汗だくになりながら答弁した東京オリンピック・パラリンピック担当の桜田義孝大臣。

蓮舫氏より国の関連予算について問われると、桜田大臣は「1500円でございます」と発言。
その後、「あ、ごめんなさい。1500億円」としどろもどろで訂正した。

また、蓮舫氏からオリンピック、パラリンピックの3つのコンセプトについて質問され、桜田大臣が官僚の資料で確認する様子に「なんでそんなのも頭に入ってないの?」などというヤジが飛んでいた。

蓮舫氏の国会質問に詳しい事前通告がなかったと主張していたが、7日に自民党側が「質問通告はあった」と認めたため、9日に発言の撤回と謝罪をすることとなった。

さらに、蓮舫氏から「桜田大臣のホームページを5年間調べました。政治理念、政策にはどこにもオリンピックの文字が一文字もありません」と追及された。

だが、桜田大臣のブログには、開催地が東京に決まった約1カ月後から文部科学副大臣に任命され、大会成功に向け精力的に活動する様子が掲載されている。

2013年11月にはIOCの関係者や各国のスポーツ大臣等と意見交換を行い、翌2014年にはソチパラリンピックを訪れ、日本選手村を視察している。

オリンピックやパラリンピックに携わっていたにも関わらず、国会答弁ではしどろもどろになってしまった。

マンガに記された桜田大臣の歴史

桜田大臣の公式サイトに掲載されているマンガによると、1949年に千葉県柏市の農家に生まれた桜田大臣。

「自分は家が裕福ではなかったので塾に行きたいと思いませんでした」といった中学時代の様子も描かれている。

明治大学の夜間部に通い、昼間は大工として働き、25歳で独立を決意し、建設会社を設立する。

その後、地域活動を通じて人脈を広げて、市議や県議を経験して1996年の衆院選で初当選。以降、7回の当選を果たし、文部科学副大臣や自民党の副幹事長なども務めた。

では、地元・柏市の有権者から見た桜田大臣の人物像はどうなのか。

「人が良い。あまり人の悪口を言うような人じゃない」や、「盆踊りの会があって、その時もお越しになって挨拶をしている姿を見かけました。皆さんに慕われている方かなと思います」などと評価する声がある一方で、「柏市民が恥ずかしい。あの人も恥ずかしいだろうけど、我々があんな人しか選ばなかったんだから」、「(演説を)自分の言葉で話したことがないでしょう。いつも原稿は役人が書いていた」という声も聞かれた。

安倍首相が入閣させた意図とは?

実は、桜田大臣はこれまでもたびたび失言が問題となっている。

2013年、文部科学副大臣だった際には、放射性物質を含む廃棄物などについて「人の住めなくなった福島の東電施設に置けばいい」と発言。

2016年には自民党内の会合でいわゆる従軍慰安婦について「職業として売春行為をしていた」という趣旨の発言をし、その後に発言を撤回した。

なぜ、安倍首相は今回初入閣させたのか。

政治ジャーナリスト・田﨑史郎氏は「二階派の二階俊博幹事長からの要望があって入閣させたというのが経緯です。桜田さんは当選7回、入閣するに値する当選回数ではある。過去の桜田さんの発言から見て危うい…だから比較的答弁回数の少ない東京オリンピック・パラリンピック担当大臣にしたわけです」と解説する。

(「めざましテレビ」11月9日放送分より)

めざましテレビの他の記事