パネル越しならバイリンガル!パナソニックが魅せる100年後の未来

  • パナソニックが創業100周年を記念するイベントで日本語を瞬時に英訳するパネルなどを展示
  • 津賀一宏社長「これからの時代は自社だけで完結させようという考えでは生き残れない」
  • 『不易流行』、常に新しいものを取り入れて変わっていくことが大事

100年後を見据えた展示会

パナソニック創業100周年記念『CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018』

30日から都内で行われているパナソニック創業100周年の記念イベント『CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018』。  
会場内には創業当初の大ヒット商品「二股(ふたまた)ソケット」をはじめ、歴代の様々な家電製品が展示されている。

そんな中、メインはこれからの100年を見据えた最新技術の数々だ。

まずは、話した日本語が瞬時に英訳されて表示される、透明のパネル。
「料金は1500円です」と話せば、パネルに「The fare is 1500 yen」と表示され、同時に音声でも案内が流れる

日本語を瞬時に英訳

透明パネル型の翻訳機

透明パネル型の翻訳機は、今後もさらに増えるとみられる訪日外国人に対応するための製品で、駅や案内所、チケット売り場などでの利用を見込んでいる。

自動運転の電気自動車「SPACe _C」

こちらは、人や物を運ぶ自動運転の電気自動車「SPACe _C」(スペースシー) 。 
交通の便が悪い過疎地などでの利用を見込んでいるが、 この先の超高齢化社会に対応するために車いすでの乗り降りが楽にできるよう段差を無くしたり、椅子がベッドに変化して車内で健康相談などを受けることができるように工夫が施されている。 

運転席が要らないぶん、車の中を広く使えるため、英会話教室や健康相談など、移動目的だけではないスペースの活用も提案している。

移動中に健康相談や英会話教室も

パナソニックの津賀一宏社長は、
時代が変われば、当然家電だけで暮らしを良くできることには限界が出てくる。これからの時代は自社だけで完結させようという考えでは生き残れない」 と話す。

パナソニック・津賀一宏社長

海外メーカーが次々にヒット商品を飛ばすなど、激しい競争が続く家電業界。      
創業100年の“老舗”パナソニックは今後どんな一手で生き残りをはかるのか、注目だ。

経営コンサルタント・松江 英夫氏

変わらないために変わっていく

展示会に足を運んだ経営コンサルタントの松江 英夫氏は、
「未来を感じさせるメッセージに富んだ展示会だった。中でも『100BANCH(ヒャクバンチ)』という、35歳以下の若者が、100年先の未来をどう良くするかをほかの会社の人と一緒になってやっていこうという取り組みが非常に印象的だった。その中の一人に話を聞いたら、松下幸之助さんは20代前半に“世の中を良くしたい”という思いだけで事業を始めた。そのDNAを受け継いで自分たちも100年先を見てやっていきたいと頼もしく話していた」と話す。

その上で、「家電の未来は予測が難しい。こういった時代だからこそ、予測ではなく、意志、夢、大志が非常に大事だと思う。世の中良くしたいという思いから抜本的なイノベーションが出てくる。いつの時代も『不易流行』、常に新しいものを取り入れて変わっていく。これが、変わらずに生きながらえていく上で大事。つまり、変わらないために変わっていく。これが普遍の本質だと思う」と指摘する。

(「プライムニュース α」10月30日放送分)

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