「釣ってよし!喰ってよし!喰われてよし!」 品川に“ピラニアの釣り堀”登場ってどういうこと?

カテゴリ:国内

  • 品川で「ピラニアが釣れる釣り堀」が11月に登場
  • どんなイベント?ホントに安全? いろいろ聞いてみた
  • 「とんでもない予算がかかってます」

「嘘から出たまこと」の企画

少々気が早いかもしれないが、11月の3連休のご予定はお決まりだろうか。
「のんびりするのもいいけれど、せっかくだし…」とお出かけを考えているあなた、のんびりしつつドキドキできるかもしれない驚きのイベントが登場した。

それが、「ピラニアフィッシング」だ。

「品川フィッシングガーデン」という釣り堀で、11月23日(金)~25日(日)の3日間行われるというが、恐る恐るその内容を見てみると、なんと1000匹ものピラニアを釣ったり、すくったり、食べたりできるというのだ。

ピラニアといえば、南米に生息する、とがった歯が特徴の肉食の魚。
集団で獲物に食らいつく姿はまさに悪魔!と言いたくなるような迫力だが、果たしてこんな危険な魚を釣って大丈夫なのかと不安になる。

「本当にこんなイベント、あるの?」と疑いたくもなるが、実はその通り、元々は2017年のエイプリルフール用に作られた「ウソ企画」だったのだ。

しかし、公開直後から「ぜひ参加したい」「チケットの販売はいつ?」など、実に5万件を超える問い合わせが殺到。エイプリルフールの企画だと気付いた人からも「実際に開催してほしい」「絶対やるべき!」などの声が挙がり、今回“嘘から出たまこと”として復活、開催に至ったのだという。

釣ってヨシ!!喰ってヨシ!!喰われてヨシ!!」のキャッチコピーや、「※万が⼀釣り堀に落ちますと、逆に喰われてしまう恐れがありますのでご注意ください」の注意書きがおそろしいものの、なぜかワクワクもするこのイベント。
いろいろ聞きたいことがあるので、このイベントを企画したHoliday Jack株式会社の矢野代表に詳細をお聞きした。

「みんな非日常に飢えている」

――「ウソ企画」だった頃から好評だったということですが…

釣り好きは勿論、好奇心旺盛な方からの非常に前のめりな問い合わせが多かったです。
驚くべくは、過激な内容なため批判的な意見もあるかと思ったのですが、問い合わせとしてもSNS上でも批判はなく、とにかく日本全体で「非日常」に対して前向きで飢えているのだと感じました


――実際に開催が決まってからの反響は?

販売開始わずか3日ほどで、約200枚のチケットが売れています。
チケットの売れ行きも好調ですが、今までにいなかった顧客層として、YouTubeの方々からの問い合わせなども非常に多く、本イベントの唯一無二感と意外性がうけているのだと感じました。


反響の中には「危険だ!」という厳しい声もあったのでは…と思っていたのだが、意外にも批判的な声はなかったというこのイベント。
今回すでに200人ほどが名乗りを上げているそうだが、チケットは先着1000人分、1日あたり300人強が体験できるスペースを確保しているという。
必要な道具はすべて貸し出してもらえるとのことで、釣り初心者や子供連れも大歓迎とのことだ。

「(血まみれでなければ…)安全です!」

品川フィッシングガーデン

しかし、小心者としてやはり気になってしまうのは「そうは言っても、本当に危なくないの?」ということ。
もしウッカリ釣り堀に落ちてしまったら、たちまちエサになってしまうのでは…仮にうまく釣れたとしても、針から外そうとした瞬間に指をガブリ…などと、どこかの映画のワンシーンのような画ばかりが浮かんでしまうが…


――ピラニアに触れて危険はない?

「喰われてしまいます」という注意書きがありますが、あくまでジョークで、喰われることはありません。
使用するピラニアは観賞用としても輸入可能なもので、ヒトを襲うような種類ではありません
水の中に傷だらけ血まみれで入らない限りは近付いても来ません。
専門家(釣り堀の関係者、東京海洋大学関係者)などの協力を得ており、針を外すなど危険が伴う箇所はこちらで対処致します。


ピラニアにはいくつかの種類があるが、観賞用としても購入できる、比較的穏やかな性格のものを使用するのだという。
また、専門家の全面協力のもと、危険なポイントは代わりにやってくれるとのことなので、「喰われてヨシ!」にブルッとなった方は、安心してほしい。

ただ、積極的に人を襲わないと言っても、使われるのは南⽶アマゾンのジャングルからやってきた、正真正銘のピラニア。ギザギザ歯の“人食い魚”と釣竿一本で対峙するスリルは損なわれないはずだ。

こんな歯で噛まれることは無いとのこと。(イメージ)

――ピラニアをすくえるそうだが、どういうこと?

金魚すくいのポイを使うものです。少し小さめのピラニアを用意し、縁日のような感覚で行っていただけるコンテンツです。


――「喰ってヨシ」というのは、釣ったピラニアを食べられるということ?

食用として冷凍ピラニアを輸入しています。いわゆる唐揚げのような形で提供予定です。
一般チケットとは別に、後日「食用チケット」を販売します。


釣ったピラニアはそのまま釣り堀に返す「キャッチ&リリース」となるが、美味しくいただける別コーナーもあるのだという。
こちらには、釣り堀の参加チケットとは別に「食用チケット」というものが必要になるが、ピラニアを眺めながらピラニアを食べる、という貴重体験は見逃せないだろう。

ちなみに、イベント終了後の“釣り用”ピラニアたちは、すでに「忘年会に使いたい!」という企業からのリクエストが入っているとのことで「出張ピラニアフィッシング」として働いてもらい、その後は釣り堀に寄贈されるそうだ。

実は「とんでもない予算がかかってます」

今回のイベントを企画したHoliday Jack株式会社は、以前からラクダやワニなどスーパーで売っていない肉をかき集めた「珍肉BBQ」や、忍者コスチュームで浅草観光が楽しめる、外国人観光客向けの「忍者ツアー」など、個性派のイベントを開催してきた。

――今回のイベントの一押しポイントは?

日本初、世界初!!となるようなコンテンツであり、「イマ」「ココ」でしか体験できないコンテンツというのが最大の魅力だと思います。
釣り好きは勿論、全く釣りとは縁のない方々にとっても魅力的なイベントであると思います。まさに唯一無二のプライスレスな非日常イベントだと思い設計しております。

さらにピラニアフィッシングにはもう一つ、驚愕のポイントが隠されていた。それは、お値段

観賞用のピラニアは大きさによって値段はまちまちだというが、1匹およそ1万円だという。1000匹ものピラニアを用意するのはざっと計算しても1000万円!?
詳しいお値段は明かされなかったが、矢野代表からも「自分たちでやろうとしたらとんでもない値段になります(笑)とんでもない予算がかかっているので是非体験してもらいたいです」と笑いが飛んだ。

チケットはHoliday Jack株式会社の公式サイトから購入ページに進むことができる。
日本でしか楽しめない、新感覚の釣りイベント。「喰われてヨシ!」にはなりたくないが、スリルを味わいたいという方は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。