「買い物難民」をなくせ!“高校生”スーパー開店【長野発】

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  • 長野県・飯田駅前で長年親しまれたスーパーが9月に閉店
  • 車を持たない高齢者の人々が「買い物難民」化
  • 「高校生と話せる」休憩コーナーも人気!

駅前のスーパー閉店 買い物難民どうする?

長野県の飯田駅前では9月末にスーパーの「ピアゴ」が閉店。この閉店を受け、郊外の店に買い物に行けないお年寄りにとっては、身近な買い物場所が減り、大きな課題となっていた。この課題をなんとかしようと立ち上がったのが地元の高校生たちで、「歩いて行けるスーパー」の開店を目指し準備してきた。

閉店した飯田駅前 ピアゴ

開店前に商品の準備をするのは、飯田OIDE長姫高校商業科の3年生8人。
リーダーの亀井光樹さんは、今回のプロジェクトについての意気込みをこう語る。
「こだわりは、地元の“旬”の野菜を自分たちで仕入れてそろえること」

地元の青果業者で、以前、駅前スーパー「ピアゴ」でも野菜を販売していた塩沢忠文さんは、今回の高校生たちの取り組みをバックアップ
「地元の課題に寄り添っていくっていうことで、魅力的かなと思います。私は、以前ピアゴでも野菜を販売していたので、こうした形で継続できるのはとてもありがたいと思っています」

午前9時 いよいよ開店

「ぼくたち、まだまだ未熟ですけど精一杯これからがんばっていくので、よろしくお願いします。オープンします!カランカラン(鐘)」
リーダー 亀井光樹さんのあいさつと共に、午前9時に無事開店。

店内には、開店と同時に次々と客が入ってきた。
高校生たちも、不安と期待のなか、お客さんたちの質問にテキパキと応えていた。
客Q「(このピーマンは)長い方が甘いの?」
男子生徒「種類が違うんですよ、パブリカとは…甘くて食べやすいですよ」
積極的に声をかけながら、お客さんとコミュニケ―ションをとります。

訪れたお客さんたちの反応は?
客:「若い子は行動力がある、ピアゴがなくなってから買い物難民だった。
女房と二人の高齢者世帯ですので近所に買い物の仕組みができるのはうれしいこと」

客:「車に乗れないもんですから、歩いて買い物っていうとなかなか…近くで歩いてこれるっていうのは大変いい!」

住民と交流を図るために設けた店の奥にある「休憩スペース」では、高校生たちがお茶を出して客をもてなします。これには、訪れた客も笑顔…
「かわいいじゃないですか・・・いいですね学生は・・・」

気になる売り上げは?

店の営業時間は9時から正午までの3時間。初日の売り上げは5万4000円あまりで売り切れの商品も相次いだ。

初日の営業を終え、リーダーの亀井光樹さんは…
「たくさんの人が来てくれて大変だったんですけど、店を必要としてくれているんだなっていうのがわかって嬉しかったです。もっとお客さんが必要としてくれるような、いい店を作っていきたいと思います」

地域の高齢者を支える高校生たちの「スーパー」。
隔週の土曜日に営業する予定で、持続的な取り組みにつなげたいとしている。

(長野放送)

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