女優・角替和枝さんを襲った「原発不明がん」とは?

  • 「うつ病」を患っていたことを告白
  • 「原発不明がん」はがん患者全体の2~3%
  • 夫・柄本明さんは夫婦で通っていた喫茶店へ…

舞台や映画、ドラマなど多くの作品で活躍した女優・角替和枝さんが27日、亡くなった。64歳だった。

夫で俳優の柄本明さんは「午前6時27分、『原発不明癌』により旅立っていきました。長きに渡り応援して下さいましたファンの皆様、及び関係者の皆様には深く感謝いたします」とコメントした。

角替さんは夫の柄本明さんだけではなく、2人の息子の佑(たすく)さんと時生(ときお)さんも俳優という芸能一家。義理の娘は、NHKの朝ドラでヒロインを演じる安藤サクラさんで、こちらも芸能一家。

1954年に静岡県で生まれた角替さんは、柄本明さんが座長を務める劇団に参加するなど、舞台、テレビ、映画とさまざまな作品に出演。

2009年には一家4人でフジテレビのトーク番組に出演。当時の貴重な映像から、家族の仲の良さがうかがい知れる。

だが、実はこの同じ時期にうつ病を患っていたことをフジテレビの番組で告白していた。

それを支えたのは夫の柄本明さんをはじめ家族だったという。

「分かった時は手遅れみたいで…」

うつ病は投薬を中心とした治療を続け、2年で完治したというが、今度は「原発不明がん」が角替さんを襲った。

闘病生活は約1年前からと報じられているが、それでも女優業を全うしていた。

ファミリークリニックひきふね・梅舟仰胤院長は「“原発不明がん”は肝心の元となる親分の部分が(原発)どこから来たものかわかりません。原発がどこか診断がつかないと治療が始められず、その間もがんは刻一刻と進んでいくことになります」と話す。

梅舟院長によると、「原発不明がん」はがん患者全体の2~3%だという。

28日、弔問に訪れた俳優・石倉三郎さんは「今年の9月だったかな。その時は軽口を言ってたけど」と振り返ったが、その後、柄本明さんから「『実は』ってことを聞いて。えっ!となって。分かった時は手遅れみたいでね。そんなに急激に来るとは思わなかった」と明かした。

石倉さんによると、手術や入院はせず、自宅療養をしていたという角替さん。

27日の朝、夫の柄本明さんと息子の佑さんに見守られ、息を引き取ったという。

そして妻を失った明さんは、夫婦で通っていた喫茶店に一人で足を運び、いつもの席に座ったという。

(「めざましテレビ」10月29日放送分より)

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