“ロボットアーム”で人手不足解消 パナソニックが中国で仕掛ける外食ビジネス最前線

  • パナソニックと中国の火鍋チェーンが北京に「スマートレストラン」
  • 日本製の18台のロボットアームが具材をトレイに並べて配膳
  • ロボットなどによる自動化が加速する中国でプラットフォーム作り

パナソニックが中国企業と組んで北京に「スマートレストラン」

パナソニックと中国の火鍋チェーン「海底撈(かいていろう)」が タッグを組み10月28日に北京でオープンする「スマートレストラン」。

日本製の18台のロボットアームが具材をトレイに並べて配膳

この店では客の注文を受けると、 厨房に設置された18台の日本製のロボットアームが棚から鍋の具材を取り出しトレイに並べる。

それを受け取った配膳ロボットが客のテーブルまで移動して届ける仕組み。

皿には電子タグが組み込まれていて、在庫を管理したり、 賞味期限を確認できるほか、厨房を0度~4度に保つことで衛生面の向上も図っている。

スマートレストランの店長は、「従業員の数を半分にできる。将来的にはロボットアームの効率が人間のレベルまで上がって欲しい」と話す。

パナソニックは今年3月、 人手不足の解消などを目指す「海底撈」と新会社を設立し、 外食の自動化ビジネスに参入。 

人件費の高騰や衛生面の改善を背景に、 ロボットなどによる作業の自動化が加速する中国で世界に向けたB to Bいわゆる企業間取引に関する事業の地盤を築きたい考えだ

「日本が遅いのであれば中国を土台にプラットフォームを」

パナソニック・コネクティッドソリューションズ社の樋口泰行社長は「パナソニックは電機業界だが、大変競争が激しい。昨今中国が先に走って、逆に日本に輸入される新しいことがたくさんあるので、日本が遅いのであれば中国を土台に新しいプラットフォームをできればと思う」と話す。

今後パナソニックは、外食だけでなく物流などの分野の自動化にも取り組み、さらなるB to B事業の拡大を目指す。

NewsPicks最高コンテンツ責任者の佐々木紀彦氏は、
「AIは中国とアメリカが圧倒的に強い。ただ、AIとロボットを組み合わせた部門だと日本もまだ強いのでパナソニックの戦略に注目したい。特にB to Bで企業向けという点で見ると、パナソニックだけでなくソニーもその分野を拡充している。今後日本でも外食産業は人手不足になるので、中国から逆輸入で日本に広げる戦略が機能しやすくなるのではないか」と指摘する。

(「プライムニュース α」10月25日放送分)

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