「くつろぐソファ」の商品紹介写真がじわじわくる…天然か狙いか?カメラマンに聞いてみた

カテゴリ:テクノロジー

  • 「生活感ある画像」の発注であがってきたソファの写真が話題
  • 担当者「初めてみた際には頭の中が『???』」
  • 次回作も構想中「飲んだくれてる父ソファ」!?

要望は「ソファの生活感ある画像」

仕事終わりや休日に、ソファ・ベッド、イスなどに腰掛け、自宅でくつろぐ時間は誰にとっても至福の時だろう。

今月10日、神奈川県・厚木にある国産ソファメーカー「CELLUTANE(セルタン)」のTwitterアカウント「(株)セルタン採用チーム@とりこらぼ」(@cellutane01)が投稿した、とあるツイートが約12万ものいいねがつき、話題になっている。(22日現在)

それがこちら!




新作の巨大ビーズソファが大きすぎて使用イメージが湧きにくいので『テレビ観てる感じの生活感ある画像が欲しい』とカメラマンに頼んだ結果が此方です。

そうじゃない。

ツイートと共に添付された画像には、確かにテレビを観てくつろいでいる、一家団らんを思わせるような、非常に生活感に溢れた様子が映っていた。
しかし、くつろいでいるのはなぜかソファ…

大・中・小の異なる大きさをしたビーズソファが程よく曲がって着座(?)しており、テレビとソファの間に置かれたリモコン・雑誌・飲み物の配置が絶妙に人間臭さを醸し出している。

この投稿に対してTwitter上では、カメラマンが真面目にこの写真を撮影したのか、はたまた天然なのかについてのコメントが多く寄せられていた。

・カメラマンは天然説
・センスあるのか天然なのかw
・素晴らしいセンスのカメラマンだ
・ふざけてるのか大真面目にやってるのか気になる


また、中にはソファの後ろのテーブルに置かれているメガネや、テレビの横にある髪留めや写真立てなどを指摘し、演出の高さを称賛する声もあった。

果たして、カメラマンは天然なのか狙いなのか、とっても気になる。
まずはツイートを投稿したセルタンのTwitter担当、八木さんに話を聞いてみた。

「初めて見た際には頭の中が『???』」

ーーカメラマンから送られてきた写真を見て、どう思った?

初めて見た際には頭の中が『???』というような状況になりました。撮影終わりにフォルダーをスクロールして確認していくのですが、指がそこで止まってしまいまして…。

暫く考え込んで思い当ったのが指示の内容でした。今思えば、抽象的な指示だったことに反省をしておりますが、見事に対応したカメラマンの技量に驚きました。素晴らしい作品だと感心させられましたので、ツイートしてみました。

ーーツイートの反響は?

大変大きな反響を頂いて驚いてます!
我々は実店舗を持たない国産ソファ製造メーカーで、本来は家具屋や量販店に対して、製品を卸売する裏方です。

SNS効果で若い世代の方に知って頂く機会は多くなりましたが、今回大きくニュースサイトに取り上げられまして、取引先や従業員の家族からも幅広く反響を頂いております。

Twitter担当者としても、突然社外からニュースサイトで話題になっている旨を報告頂きまして『こんなことやってたの!?』と一躍話題の人となりました。内容はともかく、多くの方に会社を知ってもらえたことは担当者として嬉しい限りです!


ーーツイートで紹介したソファは販売されている?ツイートの写真は使用している?

此方のソファは『和楽の葵PREMIO』というシリーズになります。10月22日の正午より販売を開始しました。当初は真面目なページを用意しておりましたが、思いがけず話題になってしまいましたので、ツイート画像を使用することにしました!カメラマンさんが大変喜んでおります(笑)

販売ページに掲載されているメイン画像(ツイート画像はページ内に掲載)

ーー八木さんから見て、今回の写真はカメラマンの天然?それとも狙い?

本人は元々、少し天然な方なので、そこまで深くは考えていなかったと思いますね。でも、ふざけている様子は一切ありません。とっても真面目なカメラマンなんです。真面目な生活感のパターンもいくつかありましたので、試行錯誤をした結果だと思います。本人もそのように言っております。

ーー人をダメにするソファで有名なセルタン、特にイチオシの商品は?

個人的に『カビパン座椅子』という商品をひたすら押し続けています!!!
約3年ほど前に私が作りまして、全く売れずに大批判を浴びた商品です。
食パン型のビーズソファやソファベッドなど、食パンモチーフのグッズを多く企画しておりますが、ここまで売れなかった商品はありません。ですが、“カビパンマイスター”を気取りたいくらい大好きなんです!

カビのクオリティに問題があるのかなと思い、毎年カビのリニューアルを企画し、梅雨時に熟成したカビ感が……

猛プッシュしているも、なぜか売れない「カビパン座椅子」

カビパン座椅子への思いがとまらなくなってしまった八木さんだが、是非撮影した本人にも聞いてみたい。
「少し天然な方」だという噂の池田カメラマンにも、お話を伺うことができた。

「全く迷いはありませんでした」

ーー「テレビ観てる感じの生活感ある画像が欲しい」と言われて、どう思った?

商品がとてもユニークなので、どんな生活感か相当悩んだのですが、商品が大きさ別にそれぞれあったので、勝手に商品を擬人化してみようと思いました。というか、この商品に対しては正直、それが直感だったと思います。


ーー写真を撮影して、送信する時に迷いはなかった?普段から少し変わった写真を撮影している?

いつも同じような、独自の感覚で撮影をしているので、全く迷いはありませんでした。また、普段はモデルさんを使った撮影を担当しております。

ーーリモコンや飲み物など、隅々まで演出が施されているが、特にこだわったところは?

ソファを利用した時のリラックス感やそのシーン設定です。それと写真全体で感じることができる、イメージとしての色の配色ですね。アクセントで使う小道具の色気(差し色)と大きさなどには注意をしています。

基本、商品が主役なので主役を邪魔しないで引き立てさせてくれる大きさのものを常に意識してコレクション、スタジオにストックしておきます。
ドリンクの空き瓶などは、カメラのレンズ位置によっては背の低いものや高いものが効果的なので、自ずとその物量が日々増えていっていますね。個人の趣味的な部分もありますが…。


ーーネットで大きな話題となっているが?

全く予期をしていなかったのと、SNSなどのネット全体の反響の速さには、正直驚きの連続でした。SNSによって1枚の写真の反響が、自分の気が付かないところで1人歩きしている感は否めず、写真に対しても人それぞれ主観の多様化する捉え方は、とてもいい勉強になりました。楽しいですね!

次の構想は「飲んだくれてる父ソファ」!?

父が飲んだくれてる家族設定

ツイートが話題になったことを、八木さんが池田カメラマンに伝えたところ、表向きはクールに流されたそうだが、夕方スタジオを覗いたら実はスイッチが入っていたようで、「父が飲んだくれてる家族設定」を考えていたそうだ。

話題になったソファ「和楽の葵PREMIO」はM・L・XLの3つのサイズで販売を予定しており、価格はそれぞれ1万4800円・1万9800円・2万4800円(すべて税抜)だ。

思いがけず話題になったソファの家族写真。ぜひ、皆さんの家にもこの一家を招待してみてはいかがだろうか。