保育園やジムも併設…地方都市に現れた地元女性のための“理想”のオフィス実現

  • 富山県の「プレステージ・インターナショナル」は社員の7割が女性
  • 社内にカフェのような社員食堂、ジムや保育園を完備
  • 地方でも女性が仕事を長く続けられるオフィス作りを実現

社員の多くは地元・富山出身の女性

「プレステージ・インターナショナル」

結婚式場のような開放感溢れるエントランスに社員食堂はカフェのような、くつろぎ空間…。  
ここは、自動車保険のロードサービスや海外旅行保険の事故受付などの事業を展開する「プレステージ・インターナショナル」の社内。   

本社は東京にあるが、“オペレーション業務”がメインとなる為、物流網などにきわめて弱いとされるこの日本海側・富山県射水市にあえて支社を設置した。

特筆すべきは、職場で働くおよそ500人のうち、7割が女性。 
その多くが地元・富山出身の女性という点だ。 

まさに、 “地方都市”に現れた、 地元出身の女性たちの為のオフィス。

女性が仕事を長く続けられるオフィス作り

社員の箕輪茉優さんは、「短大生だったんですけど、ずっと実家暮らしで射水市にいます。働く上では福利厚生面は 一番大事に考えていました」 と話す。
 
一般的に、地方出身の女性の場合、就職の際、首都圏や大都市に生活基盤を移したり、 地元で就職しても、結婚・出産を機に退職というケースが目立っていた。 

しかしこの会社では、地方でも女性が仕事を長く続けられるオフィス作りを実現。  
 “5つの棟”がまっすぐに伸びる建物には、オペレーターが仕事をするオペレーションルームの他、 体を動かしてストレス解消の為のジムや出産・育児をしながらも仕事を続けられるように保育園が設置されている。

「子供と近いんで働きやすい」

子供たちの散歩コースは、まさにお母さんたちの働く場。 
こうした施設は、大都市の企業では徐々に増えてきているが、地方都市ではまだまだ一般的ではない。
 
 社員ママは、「子供と近いんでめちゃくちゃ働きやすいです」 と話す。
 
 地元で仕事をしていくことに魅力を感じられる環境。  
 それに伴う地元女性の活躍が、その地に“ある”大きな効果をもたらすという。

 玉上進一社長は、「東京・関東一極で日本全国を支えられるかというと厳しい。 充実した仕事と生活基盤が安定すれば、 若い人も富山で仕事をする意義はあると思う。 それに合わせて街を賑やかにして、楽しくしていくことを考え、私たちは地方に軸を置いている」 と話す。

単なる仕事場を超え、働き、食べ、憩い、学ぶという人々の営みを包括する場所としての空間を企業が提供する。地方創生の新たなヒントになるかもしれない。

(「プライムニュース α」10月17日放送分)

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