オセロ界にまた衝撃走る… 石の代わりに“牛”の「少し気が散るオセロ」

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  • 石が「牛」になったオセロが登場
  • ゲームが進むと牛たちが好き勝手に動き出す… 
  • 実は別のゲームの一部だったが、反響の大きさに“独立”リリースするかも

よそ見をしたら台無し!新感覚オセロが登場

世界選手権で小学5年生の福地啓介さん(11)が優勝を果たし、盛り上がりを見せている「オセロ」。
実に36年ぶりとなる史上最年少記録の更新で、“オセロ界の藤井聡太”ともいわれる若きニューヒーローの登場が注目されているが、そんな中「少し気が散るオセロが生まれました」とTwitterをざわつかせている動画がある。
それが、こちら!




一見、白と黒の石が「」に変わっただけに思えるが、少しゲームを進めると、衝撃の出来事が!

「モ~」と呑気に鳴きながら、ウロチョロしだす牛たち!

石代わりの牛たちがマス目からはみ出してもお構いなしにゲームは進み、場外に遊びに行く牛まで出てくる始末だ。
どのマスに置いたかわからなくなり盤面は大混乱だが、「置かれた場所と牛の色」は記録されているため、オセロゲームとしては成立するようになっている。

動画が終わる35秒時点で、本来どんな盤上になるかを再現した画像と実際のプレイ画面を並べてみると、ハチャメチャ具合を実感していただけるだろうか。

(左)本来のオセロを再現した画像 (右)実際のプレイ画面

「少し気が散る」と紹介されているものの、どう見ても「とんでもなく気が散る」このオセロ。
Twitterでも「少しどころではない」「駒自体が散ってる」と困惑の声が挙がってはいるが、ぜひプレイしたいという人が続出しているのだ。

このオセロを作ったのは、スマホ向けのゲーム開発などを行っている、ちょいちょい(@ChoiChoiAdv)さん。「牛オセロ」は現在開発中で、今回公開されたのはデモ動画だが、このゲームを作った経緯を聞いてみた。

オンライン対戦もできるかも?

――「牛オセロ」を作ったきっかけは?

前にシステム開発の仕事をしている時に、同僚が仕事がなくてあまりに暇だったためオセロのプログラムを作っていたのをふと思い出し、自分も作ってみようと思ったのがきっかけです。
シカのゲームで作っていた動物を駒の代わりにおいたら勝手に動き出しました。

ちょいちょいさんは他にも物理演算を使ったアプリゲームなどを開発しているが、今回の「牛オセロ」は現在制作に取り組んでいる「シカのゲーム」の一部なのだという。


――「牛オセロ」がプレイできるかもしれない「シカのゲーム」とは?

あえて言えば、「ゴートシミュレーター(スウェーデンのゲームソフト。プレイヤーがヤギになって自由に行動できる)」が近いのかもしれませんが、なんだか節操のない、いろいろ無理やり詰め込んであるゲームです。いろいろなコンテンツが脈絡なくでてくるので、唐突感が半端ないです。

「シカのゲーム」は、去年の7月から開発中の動画を不定期に公開し、ネット上でその度に話題になっているゲーム。2足歩行する筋骨隆々のシカや、馬に乗って駆け抜けていくシカなど、内容が予測できない動画ばかりのため、いまだ謎に包まれている。
2人の共同開発で作られているが、もともとの制作者であるNASPAPA氏が、似た雰囲気のゲームを作っているちょいちょいさんを知り、声をかけたのだという。

これは本当にシカなのか?と思う開発画面(シカのゲーム/DeeeerSimulator @DeeeerSimulatorより)

当初このゲーム内のコンテンツの一部として作ったオセロだったが、Twitterで発信したところ思った以上の反響があったため、「スピンオフ的な位置付けで、オンライン対戦などつけて、別のものとしてもリリースするかもしれない」とのこと。

「牛が動かなければAI自体はくっそ弱いです」

――記憶力勝負になりそうですが、プレイしてみた感想は?

モーモーうるさいのと、牛の動きを見てしまい、集中力が持たないため勝てません。


――Twitterでの反響について…

その日に思いつきで作ったものが、予想以上の反響があって嬉しいです。
コメントでオセロに「牛定石(オセロの打ち方の定石の一種)」というものがあることを教えてもらい、一つ賢くなりました。11歳オセロ王者のこともコメントで知りました。


この牛オセロ、リリースされたらぜひとも世界王者の福地さんに挑戦してもらいたい…と思っていたのだが、「牛が動かなければAI自体はくっそ弱いです」とのことで、気が散るのは我々素人だけで、記憶力の研ぎ澄まされたプロにはもしかしたらイージーなのかもしれない。


“動物ゲーム”を作る理由については「もともと僕はゲームの開発に関して全くの素人なので、『ゲーム』を作ろうと思っていなくて、人を笑わせるためには何を作ればいいのかを考えた結果、物理演算や動物の動きが面白いと思って作っています」と語るちょいちょいさん。
「正直にいうとその時の気分で作っていたらこうなっただけです」とも話してくれた。

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――実際にプレイしたいという方に一言お願いします!

開発していると新しい要素を入れたくなる病にかかっているので、年内のリリースが怪しくなってきましたが、気長に待っていただけると嬉しいです。
でもリリースしないと飢え死にするため頑張っています。


Twitterが騒然となった、ユーザー置き去りの新感覚オセロ。
世界選手権には使えそうもないが、リリース時期は来年の見込みだというので、今後の情報を楽しみに待ちたい。