消費増税“外食”は10%“テイクアウト”は8%…その線引きとは?高橋克実「面倒くさい!」

カテゴリ:テクノロジー

  • 軽減税率導入がもたらすテイクアウトとイートインの違い
  • 映画館で食べるポップコーンとカラオケで食べるポップコーンは違う!?
  • 導入後は例示集を見ながらの接客で、混乱は必至か

軽減税率により起こること

15日行われた臨時閣議で安倍晋三首相は、消費税率を来年10月から10%に引き上げる方針を改めて表明した。

政府は、酒類と外食を除いた飲食料品などの税率を、10%ではなく8%に据え置く“軽減税率”を検討している。

広瀬修一フィールドキャスター:
ついに来年の10月から消費税が10%になりますが、酒類と外食を除いた飲食料品などは8%に据え置く“軽減税率”の対象となります。そうすると、このような事が起こるんです。

<ファストフード店で同じ100円のハンバーガーを買った場合>
・持ち帰りだと消費税8%で108円
・店内で食べた場合は消費税10%で110円に 

<コンビニで食料を買った場合>
・持ち帰ると消費税8%
・イートインコーナーで食べると消費税10% 

安藤優子:
コンビニのレジでいちいち、“持って帰りますか?食べて行きますか?”って聞かなきゃいけないんですかね。持ち帰るって言って、店内で食べちゃう人もいそうだけど。

三田友梨佳アナウンサー:
でもたまにありますよね。テイクアウトで買ったけど、やっぱりアツアツのうちに食べたいから店内で食べて行こうって思うとき!

高橋克実:
いやいや…ミタパンはないでしょ、そんなこと~!?

三田:
あります、あります!(笑)

税率10%になる「外食」とは、どこからどこまでのことを言うのだろうか?

「直撃LIVEグッディ!」では、スタジオに神奈川大学経営学部教授の青木宗明さんをお呼びし、軽減税率の線引きについて解説していただいた。

安藤:
青木さん、なんで外で食べると10%、家で食べると8%なんて面倒なことにしたのでしょうか?

青木宗明氏(神奈川大学経営学部教授):
海外を例にすると、外食も含めて軽減税率になっている国がほとんどですが、日本の場合は“外食だけは高い税率で”という話になってしまった。この理由をひとつだけ言えば、増税をしたときの税収が減るのを防ぎたかった。だから外食を除いてしまったんですね。

北村:
建前は、外食が贅沢だからと言うことですよね。

青木:
官僚の言い分としてはそういうことになると思います。

カラオケ・映画館で食べるポップコーンは8%?10%?

広瀬:
きょうは、8%と10%の境目を探っていきましょう。テイクアウトすると8%、イートインで飲食すると10%です。それでは、カラオケ店でポップコーンを食べる場合は、どちらだと思いますか?

克実:
店の中だから10%でしょう?

青木氏:
正解です。これはお店の施設から見ると飲食に相当するでしょう、ということです。

広瀬:
ポップコーンはカラオケ店以外でも食べることがありますよね。たとえば映画館でポップコーンを食べる場合、どうなると思いますか?

克実:
これも、建物の中だから10%じゃないの?

青木氏:
実は、その場合は8%なんです。政府の説明からすると、映画館の座席は映画を見るものであって、飲食用に提供されているものではないという説明なんです。

サバンナ高橋:
ドリンクホルダーにカップ載せられるようになっとるけど!?

安藤:
そんなこと言ったら、コンビニだって“休憩するための座席で、食べるための座席ではない”と説明できちゃいますよね。

青木氏:
カラオケ店も食べるためではなく歌うための座席ですから、説明がついてないですよね。それぞれの建前で線引きしても、我々としては何が違うんだ?という話になる。

寿司の出前や職人の出張サービスは8%?10%?

広瀬:
次にいきましょう。出前はどうなると思いますか?お店の方が家まで持ってきてくれますが…。

安藤:
家で食べるから、8%かな?

青木氏:
はい、8%です。ふつうの感覚からすると逆なんですが、店内で食べると10%、出前を頼んで持ってきてもらうと8%。消費税から考えると、お店に行くよりはどんどん出前を取りましょうとなってしまいます。人件費はどうなるんだという話にもなりますよね。

広瀬:
最近は寿司職人が家まで出張するサービスもあるんですが、これはどうでしょうか?

安藤:
私は10%だと思う!家がお店になるから。しかもこれ、そもそも贅沢じゃないですか~。

サバンナ高橋:
もうこんな(贅沢な)ことする人は、何%でも気にしませんよ!

青木氏:
これは10%になります。寿司に限らずケータリング、いわゆる料理人の方に自宅に来ていただいて食べる場合は一律で10%になります。

克実:
あれ?じゃあロケとかも、弁当よりケータリングの方が圧倒的に高くなるんだ。

安藤:
ロケの時にアツアツのものが食べられなくなるかもしれませんね。

果物狩りは8%?10%?

広瀬:
続いて、果物狩りはどうなると思いますか?果物をもいでその場で食べる場合ですね。

サバンナ高橋:

畑を店内ととらえて、10%じゃないですか?

安藤:
うーん、私は8%かな~?

克実:
いやでもね…、もぎたてを食べるというのは贅沢だから、10%で。



果物狩りについては、さまざまな意見が飛び交ったが、正解は?


青木氏:
正解は10%です。理由は、“果物をもぐ”というのがレジャーサービスととらえられるので、通常の税率になります。

安藤:
食品としてとらえてないんですね!

広瀬:
入園料という、サービスとしてのお金の徴収になるんですね。同じ果物園でも、例えばお土産として果物を買うとなると8%になります。

克実:
面倒くさいですね~!

青木氏:
面倒くさいです。これははっきり言って、説明がついてるとは到底言えないですね。

安藤:
個別のケースについて、ある程度の判断はついているんですか?

青木氏:
一応、国税庁のほうで“こういう場合はこうなります”という例示はしていますので、このままいくと思います。

安藤:
いちいち例示集のようなものを見ながら会計をするようになりそうですね。 

克実:
いや~、お店の人は本当に大変ですね。

青木氏:
消費者もお店の方も、大混乱すると思いますよ。


(「直撃LIVE グッディ!」10月16日放送分より)

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