忠実に再現!実在する“母校の制服”を着せた「リカちゃん人形」が話題

カテゴリ:ワールド

  • きっかけは創立100周年を迎えた高校からの相談
  • 限定2000体のはずが、すでに2200体の予約が入っている制服も
  • 購入の目的は、青春時代の思い出として

兵庫県の同窓会サポート会社がタカラトミーと企画

1967年に誕生し、世代を超えて愛され続けている「リカちゃん人形」。
この「リカちゃん人形」に実在する学校の制服を着せた、「制服オリジナルリカちゃん」が人気となっている。

兵庫県の同窓会サポート会社「サラト」が、製造元のタカラトミーとタイアップして企画したもので、これまでに全国15県の30校から依頼を受けて制作し、数量限定で販売してきたのだという。

そして現在、受注を受け付けているのが、兵庫県にある「賢明女子学院中学・高校」の制服を着たリカちゃん。
価格は6980円(税込)で限定2000体。

(c) TOMY

実際の制服と比べると、その再現度の高さに驚くのではないだろうか。

提供:賢明女子学院中学・高校

そして、合服(ベスト+ブラウス+スカート一体型)、夏服・冬服の3種類にリボンやネクタイ、ソックス、靴などがセットで付くのだという。

(c) TOMY

この「制服オリジナルリカちゃん」、どのようなきっかけで作り始めたのだろうか?
「サラト」の担当者に聞いてみた。

きっかけは創立100周年を迎えた高校からの相談

――「制服オリジナルリカちゃん」を作り始めたのはいつから?きっかけは?

2006年にプロジェクトがスタートし、最初に作ったのは2007年3月です。

創立100周年を迎えた「鹿児島県立甲南高校」から相談を受けたのをきっかけに、タカラトミーとタイアップし、製作に関わる費用的リスクを引き受ける形で受注したのが最初です。


――どのような点にこだわって作っている?

懐かしい母校の制服を忠実に再現しています。

人形を手に、親子、姉妹で通った思い出を語り合ってほしいと思っています。


――依頼者はどんな目的で依頼してくる?

周年事業などの記念品として、また、制服を変更する記念として依頼されています。

青春時代の思い出として購入

――どういう人が購入する?購入の目的は?

主な購入者は、卒業生、旧職員、在校生の保護者。

購入の目的は、青春時代の思い出としてです。
制服リカちゃんの学校に子供を入学させたい保護者が、合格祈願として購入する場合もあります。


――学校の関係者以外が購入してもよい?

関係者以外が購入できるか否かは、同窓会との取り決めによります。

――学校関係者以外が購入するケースもある?

購入者が学校関係者か否かをお一人お一人確認しているわけではありません。

ごく一部には、リカちゃん愛好家からの購入もあるようです。

――賢明女子学院中学・高校のリカちゃんは限定2000体。現時点(15日現在)の予約数は?

当初2000体限定で製作予定でしたが、たいへん好評につき、現時点で2200体の予約をいただいています。

賢明奉献会(賢明女子学院中学・高校の保護者会)とも相談し、限定にかかわらず、予約者全員にお届けできるよう製作することにしています。

「制服がなくなるのは寂しい」

一方、発注側の賢明女子学院中学・高校は、どのような思いで「制服オリジナルリカちゃん」の製作を依頼したのだろうか?
賢明女子学院中学・高校の保護者会「賢明奉献会」の副会長、多田徹哉さんに聞いた。

(c) TOMY

――なぜ今回、制服オリジナルリカちゃんの制作を依頼した?

賢明女子学院中学・高校は来年春から制服が変わることになっています。

私の妻と長女はこの学校の卒業生で次女は在校生なので、制服がなくなるのは寂しいと思っていました。

また、うち以外にも、親子2代で卒業した方が多く、同じような声をたくさん聞いていました。

そんな時、元々知り合いだった「サラト」の社長から、「制服オリジナルリカちゃん」というものがあることを教えてもらい、依頼することになりました。


――生徒や保護者からはどんな声が聞かれる?

卒業からしばらく時間が経って、制服が懐かしい世代は興味を持っているのに対し、卒業して間もない若い世代はあまり興味がないようです。

私の姪はこの学校の卒業生で、今は大学3年生なのですが、「こんなのが売れるのか」と話していました。

世代によって、こんなにも温度差があるのは面白いですよね。

学校の制服は時代とともに移り変わるもの。
性別に関係なくスカートかスラックスかを選べる制服へ変更する高校も出始めている。
こうした背景から今後、制服を変更する学校が増えれば、「制服オリジナルリカちゃん」への注目も高まるかもしれない。