チョコフレークだけじゃない!スマホが「手が汚れる食べ物」に与える影響とは?

カテゴリ:テクノロジー

  • 森永チョコフレーク生産終了の一因は「食べると手が汚れる」
  • 手を汚さずに食べられる、湖池屋の「ワンハンド」シリーズは好評
  • ケンタッキーは手を汚さずに食べられる手袋を導入

生産終了の一因は「食べると手が汚れるから」

森永製菓が「チョコフレーク」の生産を来年の夏までに終了すると発表した。
1967年に発売され、半世紀以上にわたって愛され続けてきた味が消えることになる。

提供:森永製菓

生産終了の原因は「手が汚れ、スマホを操作しながら食べにくいから」と報じられているが、実際はどうなのか?

森永製菓の広報に話を聞いた。

――チョコフレークの生産終了を決めた理由は?

大元は工場の再編があります。

2つの工場を閉鎖するのですが、そのうちの1つが森永スナック食品株式会社で、ここでチョコフレークを作っています。

閉鎖に伴い、主力ブランドの強化や生産設備が老朽化している商品などを鑑みた結果、チョコフレークの生産終了が決まりました。

――チョコフレークの売り上げは減っていた?原因はスマホ?

減っていました。

様々な要因がありますが、その1つがスマホではないかとみています。

スマホをいじりながら、お菓子を食べるなど何かをする人が増えていて、食べると手が汚れます。

ポテトチップスも手が汚れるのですが、チョコフレークは1つが小さいため、まとめてたくさん手でつかむこともあり、汚れが目立ちます。
それを懸念した結果、買う頻度が減ったのではないかとみています。

気にせずご購入いただく根強いファンの方がいることも認識しており、社員からも終売を惜しむ声はあります。

湖池屋の調査では「手が汚れにくいスナック」が常に上位

手が汚れるお菓子といえば、チョコフレーク以外で真っ先に思い浮かぶのはポテトチップスだ。

そのポテトチップスでおなじみの湖池屋では、「買ってみたいと思うスナック菓子」に関する消費者調査を定期的に行っていて、「手が汚れにくいスナック」が常に上位に位置しているのだという。

提供:湖池屋

こちらの原因もスマホなのか?湖池屋の広報にも聞いた。

――「買ってみたいと思うスナック菓子」に関する消費者調査では、「手が汚れにくいスナック」が常に上位に位置している?

はい。2017年、2016年は1位、2015年は2位という結果が出ております。

――これはどうしてなの?

昨今の「単身世帯の増加」や「晩婚化」により、スナック菓子も“個食化”が進行している状況です。

以前より一人で食べるシーンが増え、スマホやPCを使用しながら食べる“ながら食べ”のニーズが増えたことが理由のひとつとして考えられます。

手を汚さずに食べられる「ワンハンド」シリーズが好評

――今年5月に、手を汚さずに食べることができる「ワンハンド」シリーズを発売しているが、これは“ながら食べ”のニーズを反映したもの?

はい。こちらは、スマホを利用する方以外にも勉強中の学生やゲーマーの方にも喜ばれています。

提供:湖池屋

――“ながら食べ”のニーズの高まりによって、他の商品の売り上げが減少するなどの影響はあった?

特に影響はございません。

手が汚れにくい商品のニーズの高まりは見受けられますが、「ポテトチップスをつまんだ後に指に付くパウダーをなめるのが好きだ」というお客様もいらっしゃいます。

このような“スナック菓子ならでは”の楽しみ方も、まだまだ根強く残っているのだと思います。

ケンタッキーは手を汚さずに食べられる手袋を導入

手が汚れる食べ物といえば、ケンタッキーのオリジナルチキンは外せない。

日本ケンタッキー・フライド・チキンは7月27日から数量限定(※すでに配布が終了している店舗もある)で、チキンなどを食べるとき、指が汚れないように工夫された手袋「ゆびキレイ」を導入している。

提供:日本ケンタッキー・フライド・チキン

「ゆびキレイ」の導入もスマホの影響なのか?
日本ケンタッキー・フライド・チキンの広報担当者に聞いた。

――「ゆびキレイ」の導入はスマホが影響している?

スマホは導入のきっかけのひとつです。
スマホを操作しながら食べるニーズも考慮して、導入しました。

ただ、スマホに限らず、以前から手が汚れるので食べづらいという意見はありました。

一方で「手が汚れるのが気にならない」という意見もあります。

――導入後の反響は?

SNSでのクチコミで「いいね」という感想はいただいていて、おおむね好評です。

多かれ少なかれ、スマホの影響を受け始めている「手が汚れる食べ物」。
“手が汚れるのが気にならない派”としては、一抹の寂しさを覚える。