「恋愛勝負休暇」に「睡眠報酬」 アイディア満載!企業が仕掛ける『休み方改革』

カテゴリ:国内

  • ウエディングプロデュース企業が国内初の「睡眠報酬制度」導入
  • 連続6時間以上の睡眠でポイントを獲得し、社員食堂などで使用
  • 「恋愛勝負休暇」「失恋休暇」「イクまご休暇」などの導入例も 

6時間以上の睡眠でポイント取得

残業や労働時間の見直しなど、政府や企業が働き方改革を進める中、“休み方”の改革に乗り出した企業がある。

ウエディングプロデュースを手がける「CRAZY」は、国内初の試みとなる「睡眠報酬制度」を導入することを発表した。

睡眠時間を計測する専用アプリ

この制度は、睡眠時間を計測する専用のアプリを社員に配布し、1週間のうち連続6時間以上の睡眠を5日以上取ると、ポイントとして報酬を得ることができるというもの。

例えば、5日間連続で6時間以上の睡眠を取れたら500ポイント。6日間だと600ポイント、7日間クリアしたら1000ポイント取得となっている。

たまったポイントは、1ポイント = 1円として、社員食堂などで使用することができる。

ウエディングプロデュース企業「CRAZY」

幸せな働き方を作っていきたい

CRAZYの森山和彦社長は、「強制ではなく、報酬というインセンティブによって、人々の行動をより健康の方へ促していくのが制度のきっかけの1つ」と話す。

社員の健康が生産性の向上につながるとしているが、会社が社員のプライベートな時間に関わることに抵抗はなかったのか?

森山社長は、「社会の実態や今の現状を見たときに、働き方が変わってきているのが大きなポイント。デバイスや携帯によって、企業が社員のプライベートにすでに入っている。企業が睡眠に関与できるという1つの事例をもって、1つの幸せな働き方を作っていきたい」としている。

「恋愛勝負休暇」「失恋休暇」に「イクまご休暇」

こうした中、社員に休暇をとってもらうよう工夫を凝らす企業もたくさんある。

転職支援のリクルートキャリアは、連続4日の取得で5万円の手当が支給される「アニバーサリー休暇」を導入。昨年は対象社員の85%が取得したという。

また、企業広報やスポーツマーケティングを支援するサニーサイドアップでは、「恋愛勝負休暇」「失恋休暇」「結婚記念日休暇」などプライベートを充実させるための制度を導入。

福島県を地盤とする東邦銀行は、従業員が孫の育児をするために休む「イクまご休暇」を導入している。

「自発性やモチベーションが湧くアイディア」がカギ

アイディア豊かな休暇について、経営コンサルタントの松江 英夫氏は、「名目があったほうが周りの理解が得やすいし堂々と休める。お互いがお互いの事情に関心を持つようになるので、職場の人間関係が良くなるのではないかと思う。休み方改革は、働き方改革と表裏一体、車の両輪だと思う。休みが充実してくると早く休みたいと思うから仕事を効率的にやったり、結果的に自発的に生産性が高まる方向に行くと思う。うまく休めるとリフレッシュできて働き方にも良い影響が出る」と話す。

そして、休み方改革の成功のカギは、「働き方改革は強制的、義務的にやる側面が強いが、休み方改革はそれだと浸透しないと思う。自発性やモチベーションが湧くアイディアを出し合いながら議論するともっと浸透すると思う」としている。

(「プライムニュース α」10月9日放送分)

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