「原動力は野口英世の伝記や同級生の死」ノーベル医学・生理学賞・本庶佑氏

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  • 椿原慶子キャスターが本庶佑京都大学特別教授(76)に直接話を聞いた
  • 原動力は、野口英世の伝記、同級生のがんによる死、物事を突き詰めて考える好奇心
  • 重要なことは基礎医学にもうちょっと研究費を。若い人を激励する環境

ノーベル医学・生理学賞の受賞が決定した本庶佑京都大学特別教授(76)に椿原慶子キャスターが直接話を聞いた。

「人に使われることが好きじゃなかった」

ーー研究を続ける、原動力・心構えは?

「原動力というのはね、小さい時に、野口英世の伝記を読んで、非常に強い感銘を受けたということが1つあります。それから、医学部にいる時に、同級生が、がんで死んだとかね、いろんなことがあります。それから、何よりも大きなことは、わたし自身が、物事を突き詰めて考えたりという好奇心というのが、わりかし強かった」

ーー野口英世の伝記にどんな感銘?
「ご存じのように、野口英世というのは、非常に逆境で、普通の教育すら受けられるかどうか、わからないというところで、困難を破って、そして、医師の資格を取って、さらに、単身で、アメリカに押しかけのような形で行って、そういう非常に強い意志と行動力と能力があった。それは、非常に、わたしは感銘を受けました。わたしの家族には医師の人が多かった、おやじ自身も大学の医学部の教授でしたし。それから、何よりもね、わたしは、人に使われることが好きじゃなかったので。自由にやりたい、勝手にやりたいと、そういうことで、医者とか、弁護士とか、そういう資格がある方がいいんじゃないかなと思ってました」

「基礎医学に、もうちょっと研究費を」

ーー日本の基礎医学分野の発展に必要なことは?

「まず、重要なことは研究費です。基礎医学に、もうちょっと研究費を出す。どこに、大きな種があるかはわかんないんですね。だから、たくさんのことを試してみないといけない。
第2は若い人、なるべくエンカレッジ(激励)するということです。そう言いながら、僕がずっと大学に残っているというのは、大変矛盾していますけれども、なんとか、そういう環境ができればいいなと思ってます」

(「プライムニュース α」10月1日放送分)

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