あの世界的“金属加工”の町が釜飯で町興し!

カテゴリ:地域

  • 60年の歴史を持つ新潟・燕市のご当地グルメ
  • 日本の高度成長を支えた地元の“ご馳走”が今再び注目
  • 店によって異なるこだわりの味

燕市と言えば…

皆さんは新潟県の燕市という町をご存じだろうか?
新潟県のほぼ中央に位置する工業都市で、江戸時代から金属加工で有名な町だ。
マホービンで有名なサーモスや、ユニークな家電メーカーとして有名なツインバードなどが本社を構えている。そんな燕市のご当地グルメと言えば「背脂ラーメン」が、地元では有名だがいま、「釜飯」が注目を集めている。先月、燕市観光協会が、市内で釜飯を販売している店舗を掲載した「釜飯地図」を「良いことあったら釜飯の日」と題して発行したのだ。

なぜ、いま釜飯なのか?
1959年(昭和34年)に燕市で初めて釜飯を提供した店「釜めし 松月」に当時を知る人がいた。

釜めし 松月 初代の妻 遠藤美恵さん

初代の妻、遠藤美恵さんは当時をこう語る。

「『学校の成績でオール5をとったら松月の釜飯を食べに行く』ってお父さんが言っていて、その子が本当に来たりしていた。蕎麦やうどんよりもご馳走のようで、おいしくて喜ばれましたね…」

昭和30年代、戦後の経済成長の時代、町では金属加工業を営む会社を中心に、お祝い事などの、「特別な日」に釜飯は食べられるようになり、たちまち“町のご馳走”の定番となった。

その後も、米と具材を一緒に炊き込むことで、ご飯に素材の味が良くしみ込むようにするなど、作り方に様々な工夫を重ね、燕市の釜めしの味は改良につとめてきた。
そんな、燕市の釜めしを美味しく食べるには、食べ方にもコツがあるという。

松月の3代目 遠藤賢太郎氏によると
「食卓に出されたあと、釜の底から一度混ぜて、しばらく蒸らしてから食べること」
このひと手間で、ご飯がよりふっくらするのだと言う。

昭和34年に「釜めし 松月」から人気が広がり、現在では燕市内では11店舗が釜飯を提供し、それぞれの店が味を競い合っている。

割烹 銀座では、お肉の苦手な人にも安心して食べられるように『海の五目』という具に魚介のたくさん使用した釜飯を提供している。

この燕市釜飯地図「良いことあったら釜飯の日」は燕三条の道の駅などで配布されている。
皆さんも燕市に行った際にはこの地図片手に、市民の「釜飯」を味わってみてはいかがだろうか?

問い合わせ先:燕市観光協会
https://tsubame-kankou.jp/news/kamameshi_map/

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