「檄を飛ばす」…正しく使えた人 22.1%!言葉の世代間ギャップが浮き彫りに

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  • 文化庁が国語に関する世論調査を2018年3月に実施
  • 『タメ口』『ガチで』…70歳以上の約30%が「聞いたことがない」
  • 『コンソーシアム』『インバウンド』…半分以上が「分からない」カタカナ語

文化庁が2018年3月に実施した、国語に関する世論調査。
言葉に関心を寄せる人が多い一方、世代間のギャップが浮かび上がってきた。

檄(げき)を飛ばす」…正解率 22.1%

まずは、問題!
檄(げき)を飛ばす」という言葉の本来の意味を答えられますか?


街の人は「叱咤(しった)激励するの『激』なんで、『怒って注意する』みたいな感じ」と話したが...。

本来の意味は、「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」。
こう答えられた人は、22.1%にとどまり、「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」と答えた人が67.4%にのぼることが文化庁の調査で明らかになった。

そして、「プライムニュース α」が特に注目したのは、新しい表現に関する世代間ギャップ。

70歳以上の約30%が「聞いたことがない」

「彼とはタメ口で話をする」の“タメ”を「使うことがある」と答えた人は、全体の51%。
年代別では、10〜40歳代で「使う」が75%を超えているものの、70歳以上の35.1%は「聞いたことがない」と答えている。

また、「ガチで勝負する」の“ガチ”は、20歳代の78.9%は「使う」と答えたが、70歳以上の29.7%は「聞いたことがない」と回答。
新しい表現が若者を中心に広がる一方、高齢者は、ほとんど使っていない実態がわかった。

街の人は…

金融業(20代)
「就職活動の時に『ガチで』と熱くなって言ってしまい苦笑いされた」

IT関係(20代)
「『〇〇み』をよく使う。眠たい時に『眠みが強い』と。より眠いという感じがする」

メーカー勤務(30代)
「『OKです』はちょっと軽すぎるので、『かしこまりです』と言う。上司からは『おぉ…』みたいな反応が」

金融業(20代)
「『スキーム』と言われたとき、何を言っているんだろうと思った。でも、意味を聞いたら話が長くなり面倒なので、『はい、かしこまりました』と返事した」

金融業(40代)
「部下に『スクショ送ります』と言われ、何のことかわからず、送られてきたものを見て、スクリーンショットの略なんだなと初めて学ばせていただいた」

「コンソーシアム」「インバウンド」の意味は

今回の調査では意味がわからない“カタカナ語”も取り上げていて、「コンソーシアム」や「インバウンド」などがあがっている。
「コンソーシアム」は、『共同事業体』で、意味が分からないという人が、52.6%。
「インバウンド」は、『訪日外国人旅行者』で51.7%と、どちらもニュースでよく使う言葉だが、半分以上の人が分からないと答えている。

相手によって言葉を使い分け

経営コンサルタントの松江 英夫氏は、「相手によって言葉の使い分けを意識している。カタカナ言葉や英語をなるべく使わず必ず日本語で正しく言ってほしいと要望されるお客さんもいる。経営者や年配の方には言葉をしっかり選ぶようにしている一方、若い人とディスカッションするときは、彼らが使いたい言葉を私も一緒に使って楽しんだり、分からなくても聞けなかったりしている。いかに伝わるかということが大事だと思う」と話す。

(「プライムニュース α」9月25日放送分)

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