社員の『やる気』を11段階に“格付け”し投資家に公表…社内の“定点観測”にも有効?

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  • 社員の「やる気」を「AAA」から「DD」の11段階に格付け
  • 会社の風土や制度、職場環境など68の質問に対して社員が満足度や期待度を評価
  • 「やる気」が1ポイント上昇で営業利益率も0.35%上昇するなど相関関係も

「やる気」を「AAA」から「DD」の11段階に格付け

コンサルタント会社「リンクアンドモチベーション」は、社員の『やる気』を11段階に格付けして、それを指標化し、投資家などに公表する取り組みを始めた。

やる気の指標化は、社員に対し、会社の風土や制度、職場環境など68の質問をして、満足度、期待度を5段階で評価してもらい、偏差値として算出した数値を「AAA」から「DD」の11段階に格付けする。

社員の「やる気」と営業利益率には相関関係が

この格付けは、売り上げや利益などからはわからない会社の状態を示す指標になるとしていて、共同研究した慶応大学大学院の研究室は、偏差値が1ポイント上昇するごとに営業利益率が0.35%上昇するなど相関関係があるとしている。

格付けの公表を決めたIT企業の「クラウドワークス」は、2017年3月に初めて調査を受けた時には、格付けが11段階の下から5番目にあたる「CCC」だったが、社長が全社員に話をする朝礼の回数を月に1回から週に1回にするなど対策をとった結果、2018年6月の調査では、格付けが最も上の「AAA」に改善したという。

クラウドワークス 広報・上田聖子さんは「多様な職種や価値観の社員がたくさんいるので、例えばフルリモートやフルフレックスといった、社員1人ひとりが働きやすくなるような環境作りをもっと進めていきたいと考えています」と話す。

社内の変化を見る“定点観測”に

「リンクアンドモチベーション」のHP

経営コンサルタントの森田章氏は、「投資家が参考にするためには多くの会社が採用することが必要。その上で、会社間の比較として使用するよりも、同じ会社の中での変化を見る定点観測に向いていると思う」と指摘する。

また、「偏差値のような指標は便利ではあるが、相対的なものでもあるので、前提や限界を理解した上で見ていくことが大切だと思う」と話す。

(「プライムニュース α」9月19日放送分)

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