樹木希林さんが生前語っていた“死生観” その言葉に込められた思いとは…?

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  • 生前に残した希林さんの人生観が詰まった言葉の数々を紹介
  • 「全身がん」宣言以降、言葉には覚悟と温かさが満ちていた
  • これまでの価値観が天と地ほどにひっくりかえる言葉の数々

樹木希林さんの“人生観”が詰まった数々の言葉

9月15日、75歳で亡くなった女優・樹木希林さん。生前に残した希林さんの“人生観”が詰まった数々の言葉…。19日の『直撃LIVEグッディ!』では、それをひとつでも多くみなさんに紹介するために、あらゆるジャンルから“希林さんの言葉”を集めた。

2015年8月不登校の子供たちへのメッセージ

樹木希林さん「自殺するよりはもうちょっと待って、なんか世の中を見てほしいのね。とにかく死ぬなんてのは大丈夫、年を取れば必ずがんとか脳卒中とか心臓とか、死ねるんだから。無理して死なないでいい」

<2015年8月講演にて、不登校の子供たちへのメッセージ>

生稲晃子:
希林さんは最後、がんでお体を悪くされて、死を覚悟されて。シンプルなすべてをそぎ落とした人生を送られていたと思います。私もがんを2回再発して、2度目の再発の時は、もしかしたら最悪のことも考えなきゃいけないかなって思ったんです。その時に思ったのが“普通に生きることが一番尊い生き方なんだな”って。欲ばかりではなく、普通っていう言葉が一番素晴らしいんだなって感じたんですね。いま希林さんの言葉を聞いて、人間ってどこかで覚悟をすると、すごくシンプルに、普通でいることが幸せだっていう風に思えるようになるんだなって思いました

“全身がん宣言”から言葉に覚悟と温かみが

子供たちへ「生」の在り方を伝えた希林さん。

それは自身が「死」について向き合っていたからこその言葉なのかもしれない。2009年以降は全身への転移が判明し、希林さんはいわゆる“全身がん”を宣言。そのころからの希林さんの言葉は、覚悟と温かさに満ちていた。

・2012年2月がんになって変わったこと
…がんがなかったら、私自身がつまらなく生きてつまらなく死んでいったでしょう 

・2012年9月がんについて思うこと
…がんで死ぬっていちばんいいんです。死ぬまでの準備ができるじゃないですか

・2013年11月“死”について
…常に思っている。皆さんは果てしなく生きると思っているでしょ?
今はいつ何があってもおかしくない。畳の上で死ねたら上出来


・2015年6月“死ぬ覚悟”について
…やり残したことなんて、死んでみないとわからないですよ

・2016年3月ごろ、死を迎える女性に扮した広告について
…死というのは悪いことではない。それは当たり前にやってくるもので、自分が生きたいように死んでいきたい

・2016年ごろ、死生観について
…生きているのも日常、死んでいくのも日常

<樹木希林さんの“死生観”語録>

安藤優子:
がんは死ぬまでの準備ができるって、お医者さんの中には確かにこういったことを言う方もいらっしゃるんですよ。でも自分がそうなった時に、準備の時間だってきちっと覚悟を決められるのはそうそう簡単なことじゃないって思うんですよね

カンニング竹山:
素晴らしいと思いますよね。こういう感じの終わり方もあるんだよっていうことを亡くなった方から教えてもらう。樹木希林さんの言葉は、すごく勇気になりますよね。ここ数日、いいことを学ばせていただいたなと思いました

安藤優子:
病への向き合い方って色々あると思うんですけど、人間ってふつうはジタバタすると思うんですよ。一日でも長く生きたい周りもそういう風に願うから…。でも、希林さんからはそういったジタバタが全く伝わってこなかったですよね 

三田友梨佳アナウンサー:
死を静かに受け入れるという。だからこそガンを公表されてから5年間、映像が病気を感じさせることがなかった、そこにつながっているのかなと思いました

2018年7月生きづらさを抱える人たちに向けて

また、希林さんはいろんな場面で直筆のメッセージも残していた。

樹木希林さん「自殺した魂は生きていた時の苦しみどころじゃないそうだ 本当かどうかはわからないけど信用している」

<今年7月 生きづらさを抱える人たちに向けて> 一部抜粋

価値観が天と地ほどにひっくりかえる言葉

高橋克実:
僕は一緒に仕事をさせていただいたことはないですけど、本当にいろんなことを学ぶというか…、希林さんは亡くなってはいるんですが、今までどんなに著名な方が亡くなったときよりも、後日こうやって取り上げ続けるってことって、これまでにないような気がするんですよ

安藤優子:
本当にそうですね。亡くなった日にはもちろんお伝えしますが、連日こんなに言葉を深く掘り下げてお伝えすることってかつてなかったなって改めて思いますね

高橋克実:
ぜひ、明日もやってもらいたいですね…

安藤優子:
自分がこれまで持っていた価値観が天と地ほどにひっくりかえるような…そんな言葉の数々だなって思います。毎日、毎日本当に勉強になるというか…、人生を考え直すというか…。私たちはとても貴重な時間を、樹木希林さんに、こうやって亡くなった後にいただいているということに、今日は改めて感謝の気持ちが湧いてまいりました

(「直撃LIVE グッディ!」9月19日放送分より)

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