無理やり丸刈り、高圧洗浄機で水浴びせブログに掲載…パワハラ認め会社に支払い命じる判決

  • 運送会社で行われたパワハラを福岡地裁が認め、会社側に支払いを命じる判決
  • バリカンで丸刈り、車用洗剤で体こするなどの様子をブログに掲載
  • 会社側は「家族的な雰囲気の中で行われた…」などとして控訴する方針

バリカンで丸刈り…パワハラ写真をブログに

福岡県宗像市の運送会社のブログに掲載されていた、バリカンで髪を刈られた男性の写真。

愚か者」というタイトルで投稿された一連の写真には
この間6000円もかけてパンチパーマをかけたばかりのホラ吉がもう丸刈りです」
「オーナーから半分だけで許してやろうと言って頂いたのに、本人は全部お願いしますとお願いしてました
」などのコメントが添えられていた。

他にも、下着姿の男性に対し、自動車用の洗剤やスポンジで頭を洗ったり、「頭も体もサッパリ綺麗になりました。あとは心が綺麗になってほしいです」というコメントとともに、トラックの洗浄などに使う高圧洗浄機で水を吹きかけたりする様子など、信じがたいパワハラ行為がブログに掲載されていた。
2013年当時、誰でも閲覧できる状態で公開されていたという。

パワハラ被害を受けた元社員の男性は運送会社に対し、慰謝料や未払い賃金など2200万円あまりを求めて提訴した。
これに対し会社側は「男性の頭部が皮膚病になったために刈ってあげた」などとパワハラを否定していた。

この裁判で福岡地裁は14日、パワハラがあったことや未払いの賃金があったことを認定し、会社などに2100万円あまりの支払いを命じる判決を下した。

パワハラ認める判決…元社員は「当時自殺も考えた」

判決を受けて14日夕方、男性が会見した。

やられた側はやっぱり悔しい思いがありますね。やっている側は楽しんでやっていると思うんですが」

「当時、自殺も考えましたね
パワハラは悔しい思いがずっとありまして、やっぱり結果こういう判断をもらって嬉しいというか…ありがとうございます」。

会社側は「家族的な雰囲気の中で行われた…」と控訴の方針

判決を受け、会社側は
「このたびの判決は、当社としては到底容認できるものではなく、控訴せざるを得ません」
「パワーハラスメントの主張についても5年前の出来事であり、当社の家族的な雰囲気の中で行われた、従業員同士のレクリエーションでのやり取りについて、その一部を切り取って違法なパワーハラスメントとされたことについては納得できるものではありません」とコメントしている。


(「プライムニュース イブニング」9月14日放送分より)

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