“支援物資”送る前に確認を!北海道地震1週間…被災地に「いま本当に必要なモノ」

  • 続く避難生活…約1500人が不自由な生活「早く仮設住宅を」
  • 「日常を取り戻したい」被災者たちの思い。新たな命も誕生
  • 古着・生鮮食品は「送られると困る」被災地の自治体へ確認を

被災地に「いま本当に必要なモノ」

北海道で初めて震度7を記録した大地震から9月13日で1週間。
被災した北海道では現在も断水などが続き、不便な生活を強いられている地域がある。
今、何が一番必要なのか? 現地を取材した。

地震発生直後の新たな命

9月6日午前3時7分、41人が死亡した北海道胆振東部地震は、平和な日常を一変させた。

道路は液状化により泥の川と化し、マンホールはむき出しに。
店頭には、物資を求めて長い行列ができた。北海道最大の繁華街、すすきのの明かりは消えたままだ。
復旧工事は、今も続いている。

一方で、新しい命の誕生もあった。
地震直後の9日に生まれた小川凛々花ちゃん。体重は3258g。小川和樹さん、祥恵さん夫婦にとって初めての赤ちゃんだ。

出産から4日後の13日、凛々花ちゃんは両親とともに無事退院
祥恵さんに当時を振り返ってもらった。
本当にパニックというか。痛さと地震の怖さと一緒だったので、生まれてくるのかも不安だった

 そんな小川さん夫婦が今、思うこと。それは、支えてくれた人々への感謝だった。
みなさんの支えがなければ今はないので、本当にありがとうって伝えたい気持ちと、もともとの日々をいち早く取り戻したいなと

「日常を取り戻したい」被災者たちの思い

震度6強に見舞われたむかわ町に住む小学生の女の子は、「元の生活に戻りたい。学校へ行きたい。ダンスをしたい」という。
さらに、「地震も来ないで、水もきれいになったりしたい。パジャマで寝たり、自分の部屋で寝たりしたい」と話してくれた。

地震で家を失った女性は、「早く仮設住宅を作ってください。お願いします」と訴える。
道内では、今も約1500人が避難生活を強いられる一方で、少しずつ日常が取り戻されつつある。

被災した一人ひとりが、震災を乗り越えるため懸命に1週間を過ごしてきた。
7歳と3歳の子どもを持つ女性は、「見えないので、傷が。心の傷って…」と涙で言葉をつまらせた。


安平町では、地震の影響で休校していた4つの小学校が13日から再開。
友達に久々に会ってどう?という質問に、男の子は「ふつう。元気にしてるなぁって安心した」と笑顔をみせた。


土砂崩れで大きな被害を受けた厚真町は、155世帯が停電し1650世帯で断水が続いている(13日時点)。
477人が不自由な生活を送っている避難所を訪れると、炊き出しの準備を行っていた。
準備をしている精肉店は、地震の影響で開店できない状況だが、「少しでもみんなの力になりたい」という思いから、500人分のジンギスカンを用意していた。


政府が激甚災害に指定する見込みと表明した今回の地震。
1日も早い復旧に向けた住民らの苦闘が続く。

支援物資で「必要」なもの「困る」もの

反町理キャスター:
厚真町を支援したいという方もいると思いますが、被災地が抱える問題として「ちょっと困る支援物資」というものもあります。

厚真町が必要としているものは、ホームページに載っています。現在は、ペットボトルに入った飲み物となっています。
また、町としては「何か送るのであればまず電話をください。お話を聞いた上で、必要な場合にはそれを送っていただくようにお願いします」ということでした。

カップ麺や缶詰など保存がきく食料は歓迎だそうです。
一方で、困るのは古着とか生鮮食品。「古着は衛生上、洗濯してから配らなければならないから」とのことでした。

お金の支援は、ふるさと納税でも支援できます。
ふるさと納税には返礼品が付くのですが、返礼品なしも選択可能です。
また、義援金の口座も開設し、ホームページにも載っています。

 
さまざまな形で被災地へ届けられる支援。
しかし、時間の経過とともに被災地が必要とする物資が変わってくるということを理解しなければならない。

厚真町ホームページより

動画でこのニュースを見る…
(「プライムニュース イブニング」9月13日放送分より)

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