北海道震度6強 なぜ起きた?専門家の解説

カテゴリ:国内

  • 今回の地震は「内陸の活断層」型か
  • 震源が30~40Kmと深い割に広範囲に被害の理由は?
  • この地域の地盤が火山灰質であることも影響か? 

9月6日に発生した北海道で6強の地震は、どのようなメカニズムで起きたのか?
産業技術総合研究所の宍倉正展さんに解説してもらった。


【関連情報】
【最新情報更新中】北海道で震度7 未明から現在まで何が起こったか
携帯各社が災害用伝言板を提供【北海道で震度6強】

今回の地震の特徴は?

地震のタイプには、、「海溝型地震」、「プレート内で発生する地震」、「プレート境界で発生する地震」、そして「内陸の活断層で発生する地震」などに分けられる。
今回は内陸の活断層で発生する地震と思われる。

まず、今回の震源の近くには南北に走る「石狩低地東縁断層帯」という断層帯がある。
この断層帯の影響が真っ先に疑われる。

次に、断層帯にはいくつかのタイプがある。
「縦ずれ断層(正断層)」、「縦ずれ断層(逆断層)」、「横ずれ断層」などがある。
今回の地震に関係があると思われる「石狩低地東縁断層帯」は縦ずれ断層(逆断層)のタイプ。

今回の地域では、断層帯の傾斜の向きが西側(画面左側)が食い込む形で下に入り込み、断層帯の東側(画面右側)がその上に乗り上げているような状態になっている。

なので食い込んだ断層帯がちょうど震央の位置にくることは考えられる。
ただし、今回の自身で、これが原因と特定できない気になる点がある。それは震源の深さだ。

通常、内陸の活断層で発生する地震の場合、震源の深さは10~20Km、2年前の熊本、今年の大阪北部地震の時もそうだった。今回の震源の深さは30~40kmと内陸の活断層で発生する地震にしては深い。なので、現段階では、今回の地震が石狩低地東縁断層帯によるものだと特定できていない。

被害の特徴は?

Q:今回、山の尾根がカーテンのように崩れる、または、道路が陥没したり、液状化が起きている。
このような観点から見るとどうか?

今回、尾根が崩れた厚真町は震源の真上の部分なので、揺れが特に大きかったと思われる。

ただし、ポイントは、地震の規模がM6.7の規模、加えて震源が30~40Kmと比較的深い地震にもかかわらず、震源から60~70Km離れた札幌でも道路の陥没や液状化が発生している。

考えられる要因として、この地域は地盤が火山灰などが多いことなども考えられる。
特に、厚真町の丘陵地には表層部分が火山灰質でおおわれている。それが一気になだれ落ちたことが考えられる。

このニュースを動画で詳しく

北海道で震度7の他の記事