「第三者委員会に期待したい」宮川紗江選手と塚原夫妻…食い違う両者の主張

  • "パワハラ"を訴える宮川選手に塚原光男氏は「ウソ」と否定
  • 具志堅副会長は「第三者委員会に委ねる」
  • 第三者委員会の焦点は周辺選手らによる"クラブ入り"の働きかけについて

"パワハラ"をめぐり主張が食い違う女子体操・宮川紗江選手と、日本体操協会の塚原光男副会長、千恵子強化本部長夫妻。

宮川選手は29日、「最初から速見コーチの過去の暴力を理由に、速見コーチを排除して『朝日生命に入れる目的』なんだと確信に変わりました」と会見で述べている。

千恵子氏が監督を務める朝日生命体操クラブへの勧誘を強いられたなどと告発。

しかし、光男氏は「なぜ彼女がウソを言うのかわからない」と真っ向から疑惑を否定している。

会見翌日のインタビューで「本当に素直に認めてほしい」

光男氏の発言を受けて宮川選手はフジテレビのインタビューに「今までの体操協会の体制からして、そういうことを言ってくるんだろうなというのは想像していました。今までずっとこういうことをされてきた選手もたくさんいるので、そういう人たちの声を代表して言っているので、本当に素直に認めてほしいというのが、いま一番の思いです」と明かした。

こうした中、宮川選手の告発を受けて日本体操協会は30日夕方、当事者である塚原夫妻を外して対策会議を開催し、終了後に会見を行った。

具志堅幸司副会長は「第三者委員会に委ねると。体操協会は暴力について処分したわけですけれど、宮川さんは協会からパワハラされたということで大変驚いているし、早急に解決しなければならない」と話した。


協会とは関係のない第三者による調査を行うと明言した。

そして、30日夜に宮川選手は母親を伴って再びフジテレビのインタビューに応じた。

宮川選手は「第三者委員会には少しでも真実が明らかになるのであれば期待したい」と明かした。

娘の勇気ある告発に母親は「不安はあるけれど、コーチと紗江が離されちゃうという思いがあったので、会見をやってもらうしかなかった」と打ち明けた。

日本体操協会内でも対応に温度差…

今回の問題について双方の主張を整理すると、まず宮川選手は「自分を千恵子氏が監督を務めるチームに入れるため権力でコーチを排除した」と主張。

一方の協会側は、光男氏が「宮川選手の発言はすべてウソ」と否定している。

だが、日本体操協会の具志堅副会長は、宮川選手の訴えを深刻に受け止め、第三者委員会の立ち上げを発表。

協会内でも対応に温度差があることが明らかとなった。

では、第三者委員会がジャッジをする際、どこが焦点になるのだろうか。

スポーツジャーナリストの小林信也氏は「体操協会と光男氏、千恵子氏が別のスタンスなんだということも分かったので、第三者委員会の調査にはやはり期待をするといいますか。周辺の選手たち、あるいは指導者たちそういった人たちにも宮川選手に対して意図的に朝日生命のクラブに入るように、あるいは入らないと不利益があるような働きかけはなかったかどうかをしっかりと調べてもらうことが大切」だとした。

日本体操協会によると、第三者委員会はメンバーが決まってから2週間以内に結論を出したいと発表。

10月の世界選手権に向け、迅速な事実解明を目指しているという。

(「めざましテレビ」8月31日放送分より)

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