年間で150時間ぐらい何かを探している?「小さなタグ」が働く人の“ロスタイム”を救う

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  • 「MAMORIO」を財布やパソコン、鍵に付けておけばアプリが紛失を通知
  • ものをなくすことによる損害は、経済的損害や精神的ダメージだけでない
  • 登録ユーザーは10万人以上 検知するアンテナは全国約90カ所に設置、400路線をカバー

なくしものを無くすサービス

あれ? ここに置いたはずなのに…
そんな探しものが多いあなたにお勧め。

ものの居場所を知らせてくれる、なくしものをなくすサービスとは?

財布や鍵にタグをつけて管理すると…

都内の企業で働く光村 圭一郎さん。
1年ほど前から、大事なものには、あるタグをつけて管理しているという。

「どこかに置き忘れて移動してしまうと、『今手元から離れてますよ』と、すぐ通知をしてくれるんです。困る前に助けられてるという感じなんです」と話す。

財布にコインケース、パソコン、そして鍵。
彼が持ちものにつけているのは、ブルートゥースと連動した紛失防止デバイス。

「あなたの手元に鍵はありますか」…アプリで紛失を通知

紛失防止デバイス「MAMORIO」

このタグをつけた持ちものから30メートルほど離れ、約1分後。
携帯が震え、「あなたの手元に鍵はありますか」とアプリで表示。
紛失したことを知らせてくれる。

また、落とし物がどこかほかの場所に届けられた場合も、誰かが見つけてインフォメーションセンターに預けられているとの通知が送られてくる。

MAMORIO・増木大己代表

このサービスを提供しているのは「MAMORIO」という、設立6年の会社。
なぜ、このサービスを始めたのか。

MAMORIO・増木大己代表は、「思っている以上に、世の中って、ものをなくす人が多い。人によってはお金じゃ買えない価値っていうものもあったりするので」と話す。

警察に届く落としものは、年々増えていて、警視庁管内だけでも、年間約395万件。
ものをなくすことによる経済的損失や精神的ダメージのほかにも、さまざまな損害に気が付いたという。

年間で150時間ぐらい何かを探している?

増木代表は、「年間で150時間ぐらい、ビジネスマンの方って、何かを探す時間に使ってたりするらしいんですよね。ものの場所がわからないことによって生産性が下がっていたり、何か大事なものをなくしたことによって仕事の中で汚点ができてしまうという問題もある。つけとくだけで、なくさなかったり、落としたあとも見つけられるサービスがあれば、そういう課題を解決できるんじゃないか」と語った。

ものを探す時間を減らすことに価値を見いだした増木代表。
価格は、1つ3,000円ほどからだが、現在、登録ユーザーは10万人以上にのぼる。

MAMORIO検知アンテナ…400路線をカバー

MAMORIO検知アンテナ

また、MAMORIOを検知するアンテナは、JRや私鉄の主要駅など、全国約90カ所に設置。400路線をカバーしている。

さらに、財布や鍵などの貴重品向けに保険も用意。
今後は、かばんや自転車などの製品とのセット販売も視野に入れている。

増木代表は、「なくして困る、なくなったら困るものの数だけ市場があると思っているので、サービスとして価値を提供していきたいなと考えてます」と語った。

無くさない世の中を作る。
小さなタグに、大きな可能性が秘められている。

一方、将来は「なくす行為そのものが減少」?

NewsPicks最高コンテンツ責任者の佐々木紀彦氏は、「高齢化社会になるとなくす方が増えると思うのでニーズは上がると思う。一方で、とても長い軸で見ると、キャッシュレスになれば財布は不要になり、顔認証が進めば定期券や会社のIDなども要らなくなり、家や車の鍵も今後なくなってくる。そうなればスマホだけ持っていれば出張にも行かれるようになり、なくす行為そのものが減少してくるのではないか」と指摘する。

(「プライムニュース α」8月30日放送分)

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