“災害レベル”台風20号…今後の動きは?「停電に備え懐中電灯・充電器を手元に」

  • “災害レベル”の台風20号…23日夜にも被災地に接近
  • 「暗い時間に状況が一変する可能性」大雨・暴風・高潮に警戒
  • 交通機関にも影響が…終電の繰り上げ・運休を相次ぎ発表

愛媛・大阪で避難指示…被災地にも接近

23日夜にかけて西日本豪雨の被災地にも接近する見込みの台風20号。
その影響によってすでに避難指示が出されている。

午後4時現在、避難指示が出ているのは愛媛県西予市の1万8072世帯3万8300人。
また、大阪府交野市の3303世帯8212人となっている。

今後の進路を酒井千佳気象予報士が解説する。

酒井気象予報士:
台風20号は、午後5時前、強い勢力を伴って35キロというスピードで進み、このあと北上して四国地方に上陸する見通しです。
今夜にも被災地などに接近という形になりそうで、早くも明日未明になると日本海に抜けていき、日本海で温帯低気圧に変わる予想。
その後、北日本に進む予想になっています。

豪雨に加え…暴風や高潮にも警戒

迫る台風20号に対し、どんなことに注意すればよいのだろうか。

酒井気象予報士:
暗い時間に状況が一変する可能性があるということ。
午後6時からの雨の予想を見ると、活発な雨雲がだんだん中国地方、近畿地方などに入ってくるんです。
これは日付が変わるころの予想ですが、かなり活発な雨雲がかかっていて、風も強まりそうです。

酒井気象予報士:
赤い矢印が出ている風の予想も、西日本や東海地方、北陸地方などでも今夜ピークを迎えます。
さらに明日の明け方にかけては、台風の本体の雨雲は日本海に移動しますが、一方、太平洋側は明日にかけても雨雲が点在しているような状況は変わりません。
風もやや強い状態が続きそうです。
今夜、雨風のピークを迎えるところにお住いの方は、なるべく安全な場所で休むようにしてください。

酒井気象予報士:
そして今回は、高潮の被害も心配されます。
各地の満潮時刻を見ると、大阪では午後6時20分、高知は午後5時13分です。
午後10時ごろになると、瀬戸内海の地域でも満潮時刻を迎えるところが多くなります。この辺りは高潮に警戒が必要です。
日付が変わった後は、台風本体は今度は日本海に抜けていくのですが、日本海側、京都の舞鶴などでは午前2時25分に満潮の時刻を迎えるので、この辺りでも警戒が必要になりそうです。

倉田大誠キャスター:
夜の被害が心配されますが、どのような備えが必要ですか?

酒井気象予報士:
なるべく家の中でも安全な場所、2階以上にいるということです。
崖から離れた場所にいてください。
また、停電の際に備えて、懐中電灯や充電器などは手元にあるといいでしょう。
万が一の心掛けとして、準備が必要だと思います。

“終電” 大幅繰り上げなど各交通機関に影響

西日本に接近している台風20号は、各交通機関にも影響を及ぼしている。
大阪などでは終電の繰り上げや運休が相次いで発表され、JR大阪駅では、台風の接近に伴って電車の運行に大きな変更があった。

電光掲示板の一番下の段には、午後3時ごろから「電車の本数を減らしての運行」、また「最終電車の時間帯を繰り上げる」などの情報が繰り返し流れていた。
そのため、午後5時ごろには普段よりも多くの人であふれ、早い時間帯からサラリーマンの姿も見受けられた。

JRは早めの対策を心掛け、電車の運行計画などの情報をまとめて昨夜から貼り紙で知らせていた。
そのため、午後5時現在、目立った混乱などは見られなかったが、気象状況次第で予定を変更する可能性があるとして、なるべく早めの帰宅を呼び掛けていた。

すでに暴風域に入っている地域もあり、暗くなってから雨や風が強まると避難ができなくなるため、状況が悪化する前に躊躇せず速やかな避難を心掛けてほしい。


(「プライムニュース イブニング」8月23日放送分より)

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