「生涯ボクシング」宣言…沈黙破り“山根節”復活で注目される今後の影響力

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カテゴリ:国内

  • 「死ぬまでボクシングに関わる」 復活した“山根節”
  • 会長職は退くも残る役職は?注目される今後の動向
  • “奈良判定”新たな音声データも「願望述べた」と副会長反論 

「死ぬまでボクシングに関係する」 帰ってきた“山根節”

9日、日本ボクシング連盟・山根明前会長(78)が、カメラの前で新たな“決意表明”にも見える発言をした。

山根前会長は報道陣に対し「死ぬまでボクシングに関わる」と断言。
8日の会見で、会長職の辞任を表明したが、今後いわゆる“ドン”として、アマチュアボクシング界に影響を与え続けるつもりなのだろうか。

「直撃LIVEグッディ!」のスタジオには日本ボクシングを再興する会の鶴木良夫会長をお呼びし、解説していただいた。

 
大村正樹フィールドキャスター:
山根前会長が口を開いたのはきのうの午後9時前です。おとといの辞任会見からずっと沈黙していましたが、あっさりと沈黙を破り“山根節”が戻ってきました。お話した内容がこちらです。

・(今は)スッキリしてる!悔いはありません。それが男・山根ですよ

・気持ちは40代にも負けないくらいのスタミナ。これは神が山根明に与えた力。アマチュアボクシングを愛しているから神から背中を押してもらっている

・(妻には)こういう男と出会って苦労をかけていると思うと非常に胸が痛いです(涙)



大村:
“ザ・山根節”という感じで、なんだか自分に酔っているような発言がある一方、妻や息子さんの話をすると、涙もろい一面もありました。このあたりに関しては、非常に情の深い方という印象もありますね。


一番気になるのは“アマチュアボクシングには死ぬまで関係していく”という発言。

 
大村:
鶴木さんはこの言葉を聞かれて、率直にどう思いますか?

鶴木氏:
びっくりするとともに、関わっていくのはご自由なんですけど…いちファンとして私どもを見守ってくれたらなと思います。

安藤優子:
関わるのではなく、見ていてほしいということですよね。

木村太郎(ジャーナリスト):
この人が良い人か悪い人かはわかりませんけど、この人の具体的な問題は2つしかないんですよ。
一つは助成金の不正流用。もう一つは反社会的勢力との結びつき。反社会的勢力との結びつきなんてスポーツ界であってはならないことなんです。
“オレは関わり続けるぞ”と言わせちゃいけないんですよ。
IOCや日本の文科省、あるいはJOCとかが反社会的勢力との関係を絶つと言っているわけでしょ。それに違反しているわけだから、この人に関しては弁解の余地はナシですよ。

安藤:
子供とか奥さんの話は良い話かもしれませんけど、この場でするべき話ではないと思うんですよ。
それは物事のすり替えであって、自分のお子さんやお孫さんが不正な判定で負けたらどうするんですか?と言いたいくらい。子供や孫に対する愛情というのはこの問題とは関係ないので、ここでお涙ちょうだいをするのはおかしいと思います。
 
大村:
山根前会長は、会員といって、連盟に名簿として名前が残ることに関して“辞める”と一言も発していません。辞任を明言した役職と、まだ明言していない役職をまとめました。

会長職以外はどうなる?注目の進退

<山根前会長が辞任を明言した役職>

・日本ボクシング連盟の会長、強化委員長、理事


<辞任するのか不明な役職>

・日本ボクシング連盟の会員、ナショナルチーム監督

・アジアボクシング連盟の常務理事・関西ボクシング連盟の会長(理事)

・奈良県ボクシング連盟の名誉会長


 
大村:
山根前会長は、ボクシングの世界から身を引く、とは一切おっしゃってないんです。
 
安藤:
山根前会長は、意外と言葉を選んでますよね。よく聞くと関西や奈良の連盟のことについては絶対やめるかどうか話していない。

軍地彩弓(編集者):
あんなに調子よくしゃべっていてもそこだけは話さないですよね。ボクシング愛は強いと思うんですが、もう時代は変わって自分の場所はないと思っていただかないと…選手たちがオリンピック出場に向かっていけるように、自分ではなくボクシング界を主役に考えてほしいです。
 
安藤:
鶴木さん、山根前会長が関西や奈良連盟に残った場合はどうしますか?

鶴木氏:
私どもは、山根前会長を除名に、残った理事は解任に向けて着々と準備をしています。47都道府県の中の出し渋っていた県もだんだんと賛同してくれて、ほとんどまとまりそうで、いい方向にいけると思います。

“奈良判定”新たな音声データ…「願望述べた」と副会長反論

大村:
さて先日、日本ボクシングを再興する会から出された新たな音声データですが、山根氏はこれまで、ねつ造されたものだとおっしゃっていました。それがきのうの夜、あの声は自分のものだとお認めになりました。しかし、“何時間も話しているうちの一部分を切り取って、悪意を持って伝えている。(審判不正は)一切ない”と反論しているんです。
 

山根前会長の音声データを文字にすると、以下の通り。

「俺はあれやで 審判のミーティングの時にな?
最近は言わないけど 奈良の選手を勝たせとか言わない
接戦をした場合は誰にやるの?って言うわけ 人間関係やろ?
俺ははっきりミーティングで言ってやってるよ
最近は言わないけど、人間関係
だけどその、接戦しとんのに奈良の選手とな?
他の県と接戦しとるのに左やってみい
「お前ら俺に逆らっとるんか?」てことになってくるのよ
真実を俺言ってやってんやで?違うか?
俺が法人の会長になってやな、はっきり犠牲はもういっぱいある 改革もいっぱいしとんねん
接戦した場合やっぱり奈良やな
それ反対につけた場合は「お前なめてるんか?」ってなってくるわけ

大村:
これは明らかに圧力というか…動かぬ証拠かなと思うんですが。

安藤:
山根氏は一部を切り取って悪意を持って伝えているとおっしゃっていますが…。鶴木さん、これはもとの音声はもっと長いものなんですか?

鶴木氏:
私もここの部分しか確認してませんから、これがすべてだと思います。そんな延々と録ってないと思いますよ。

三田友梨佳アナウンサー:
これがもし一部分であったとしても…アウトな内容ですよね。

安藤:
本当ですよね。“接戦だったら奈良やな”って言ってますもんね。

大村:
この音声データに関して、日本ボクシング連盟の吉森副会長はおとといの会見でこう発言しています。

吉森照夫副会長(日本ボクシング連盟):
奈良県連の会長で、奈良を愛するあまり、どうせ同じくらいだったら奈良につけてくれてもいいんじゃないかと。それで願望を言ったことだと思います。

 

安藤:
木村さん、この言葉を願望ととらえられますか?
 
木村:
吉森さんは、弁護士だからそういう言い方をしているんだと思います。状況証拠っていうのは証拠にならないんですよ。物事に絡んでこういうことを言っていたらアウトになりますけど、この音声だけだと、俺の希望を言っただけだよっていう話になるだけで。
この音声によって審判の結果が本当に捻じ曲げられたかどうかが言えないといけないんです。とにかく山根前会長がアウトなのは、反社会的勢力とつながりがあったと、自分で認めていることですよ。それで十分です。


(「直撃LIVE グッディ!」8月10日放送分より)

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