「録画されてない」相談が増加中…意外と知らないドライブレコーダーの“点検作業”

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  • ドライブレコーダーの出荷台数は、2017年度には約265万台と急増
  • SDカードは定期的に初期化するなどメンテナンスが必要だが、知らない人が多い
  • SDカードの初期化の目安は「1~2週間に1回」

「録画されていなかった」相談が増加傾向

この1年で急速に売り上げを伸ばしている、「ドライブレコーダー」。
一般社団法人ドライブレコーダー協議会によると、国内のドライブレコーダーの出荷台数は2016年度には約145万台だったのが、2017年度には約265万台に増加した。

事故や事件現場を通りかかった時に録画された映像・音声をニュースなどで目にすることもあるが、自分が事故を起こしたり巻き込まれたりした場合に残る記録として有効というのが普及している理由だろう。

こうした中、国民生活センターは8月2日、ドライブレコーダーについて「録画されていなかった」という相談が増加傾向にあると発表した。

国民生活センターにはドライブレコーダーに関する相談が2013年度以降で444件あり、「録画されていなかった」など記録に関する相談は88件。

記録に関する相談は年々、増加傾向にあり、事故やトラブルに遭ったときに確認した際、初めて映像が記録されていないことに気が付いたという事例も多く見られたという。

【「記録に関する相談」の件数】
2013年度:6件
2014年度:8件
2015年度:11件
2016年度:22件
2017年度:34件


約6割がSDカードの初期化が必要なことを知らなかった

国民生活センターがドライブレコーダーを使用している18歳以上の2000人を対象に使用実態を調査したところ、「ドライブレコーダーの映像を確認したことがある人」は56%。
このうち7%が「正常に映像が記録されていなかったことがある」と回答した。

ドライブレコーダーは運転中の映像を常に録画することから、SDカードを使用する他の機器と比べると情報を書き込む回数が多くなる。
このため、SDカードを定期的に初期化(フォーマット)するなどのメンテナンスが必要であるだけでなく、消耗品であることから定期的に新しいものに交換する必要がある。

しかし、初期化の必要性を「知らない」と答えた人は55%、交換の必要性を「知らない」と答えた人は71%に上った。

また、SDカードの初期化や交換の実施について聞いたところ、初期化をしていない人が62%、交換をしたことがない人が78%と、多くの人が初期化も交換もしていないことが明らかになった。

そして、ドライブレコーダーには、使用可能な SDカードの規格が商品ごとに決められており、仕様に合っていない SDカードを用いた場合は正しく動作しない可能性がある。

国民生活センターが現在、使用している SDカードについて聞いたところ、14%の人が仕様に合っていない SDカードを使用している可能性があることが分かった。

SDカードの初期化が必要なことは分かったが、初期化の目安が分からないので、国民生活センターの担当者に聞いた。

SDカードの初期化の目安は「1~2週間に1回」

――SDカードの初期化は簡単にできるもの?

初期化する機能が付いているドライブレコーダーが多いので、大抵は簡単にできます。

――SDカードの初期化や交換の目安は?

初期化は「1~2週間に1回」と表記している商品が多く見られました。

交換に関しては一概に言えません。
SDカードの容量などによって交換の時期は異なります。

記録した映像は定期的に確認しましょう

こうした実態を踏まえ、国民生活センターは以下のように呼び掛けている。

「ドライブレコーダーで記録した映像は定期的に確認しましょう」
「SDカードは定期的に初期化して使用するほか、消耗品であることから定期的に新しいものと交換しましょう」

車で帰省するという方も多いお盆休みを前に、ドライブレコーダーのメンテナンスをしてみてはいかがだろうか。