“猛暑”列島で深刻化する水不足…今後の降水量と影響は?

  • 全国194地点で猛暑日…各地で“水不足”も
  • “関東の水がめ”で貯水率48%…平年下回る状態
  • “東京砂漠”という言葉も…過去の“水不足”では?

列島各地で猛暑日記録…深刻し始めた水不足

8月2日も東北から九州にかけての広い範囲で気温がぐんぐんと上昇。

岐阜県多治見市では最高気温40.2℃を観測し、8月に入って全国初の40℃超えとなった。
また名古屋市では最高気温39.6℃を観測するなど、全国194地点で猛暑日となった。

こうした中、深刻化し始めたのが水不足。
山形県で・米沢市で7月の降水量はわずか44.5ミリと1976年の観測開始以降最少となった。

「田んぼはひび割れた状態…」米農家も悲鳴

米農家からは「田んぼはひび割れた状態で…実際はここに水を張ってないといけないのに」との声も…。

米沢市の水がめ綱木川ダムの貯水率も8月1日朝時点で平年の4割以下となるなど水不足の状態が続いている。

山形県のJAさがえ西村山の清野睦彦営農企画課長は「神頼み的なところはあると思う」と漏らす。

“関東の水がめ”で貯水率48%

また関東の水がめである利根川上流のダム群の中で、最も大きい八木沢ダムも貯水率が低下している。

5月の満水時と7月30日のダムの様子を比べると、水位が下がっていることがわかる。
8月2日午前0時現在の貯水率は48%と平年を下回っている。

5月の満水時と比べ7月30日のダムの水位は下がっている

記録的な暑さによる水不足は過去にも…

“東京砂漠”という言葉が生まれるほどの記録的な水不足となったのは、1964年のオリンピックイヤー。
都内の理髪店では髪を洗い流す際、節水のためシャワーではなくやかんで水をかけていた。
さらに住宅街などには給水車が出動。多くの人がバケツを手に集まり、水をもらうために長蛇の列を作った。

また1994年には東京都内の川が人が歩けるほど干上がる異常事態が発生。
福岡県飯塚市などでは断水により花が枯れ飲食店が休業に追い込まれるなど、全国各地で被害が相次いだ。

都内の川が干上がる異常事態も…

今年の夏も深刻な水不足の再来となるのか。

今後、降水量については、全国的に平年並みに戻る見込みだが、8月いっぱいは厳しい暑さが続くとみられるため注意が必要だ。

(「プライムニュース イブニング」8月2日放送分より)

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