「#マースでございマース」ドイツ大使館がマース外相の来日を伝えるTwitterが話題!

カテゴリ:暮らし

  • ドイツ大使館が使ったハッシュタグ「#マースでございマース」が大好評
  • マース外相が自分で言う計画もあった
  • 「目的は、大使館が発信している情報を内容まできちんと読んでいただくこと」

25日、ドイツのマース外務大臣が初来日した。

日本の報道では、「河野外相は25日、ドイツのマース外相と会談し、アメリカのトランプ大統領が保護主義的な姿勢を強めていることを念頭に、自由貿易の重要性を確認した。」などと、河野外相との会談について真面目に報じていた。

その一方で、Twitterでは、ドイツ大使館公式アカウントの外相の動向の伝え方に、ある盛り上がりを見せていた。




「#マースでございマース」

「明日(7月25日)、ハイコ・マース外務大臣が来日します。外務大臣に就任後、日本が東アジアでは初の訪問国となります。」と、真面目な内容のつぶやきだが、よく見ると「#マースでございマース」というハッシュタグがついている。

初来日のマース外相が過密なスケジュールを次々とこなしていく様子を、ドイツ大使館公式ツイッターが逐一伝えているのだが、全てのつぶやきにこのハッシュタグをつけて投稿。

マース外相の名前をモジったハッシュタグが、「サザエでございまーす」ばりの心地よいフレーズで、しかも大使館がやっているのが面白いと、Twitterユーザーからは、「ユーモアにまんまと吹いた」「マースさんまでややコミカルな人に見えてくる」「ハッシュタグのセンスがさすが」など、好評の声が上がった。



マース外相は1966年生まれの51歳。
交通大臣や副首相など重要なポストを歴任し、今年3月14日に外務大臣に就任した。



初来日の動向を投稿とともに見てみると、マース外相は、河野太郎外務大臣と日独外相会談及びワーキングランチを行い、その後、600年の歴史を持つ、東京都港区の増上寺を訪問した。



続いて、政策研究大学院大学で講演。
先のサッカーW杯の話題を持ち出し、大活躍した大迫選手を「ハンパナイ!」と日本語でたたえ会場を大いに沸かせた。



さらに首相官邸で安倍首相との会談に臨み、自由貿易の推進や経済関係の強化で一致。
こうして日本でのすべての日程を終えると、その日のうちに羽田から次の目的地へと飛び立って行った。



多忙なスケジュールがよくわかるが、大使館のTwitterを見ていると、だんだんマース外相が自分で「マースでございマース」と言っているように思えてくる。
そして、外相の真面目な動向を伝えてるにも関わらず、なぜか微笑ましいものに思えてくるから不思議だ。

今回の遊び心あるこのハッシュタグはどうして生まれたのか?
大使館の広報担当者に聞いてみた。

マース外相が「マースでございマース」と言う計画があった

――マース外相が「マースでございマース」と言ったわけではない?

そうですね。
ただ昨日の講演で、出だしに「マースでございマース」と言うアイディアはありました
でも発音が微妙に違ったり、大臣がいきなりジョークを言っても戸惑ったりして、ウケないかもしれないのでやめたほうがいいということになりました。


――ハッシュタグはだれが考えた?

大使館のソーシャルメディアに関わるチームで考えました。
1日だけ外務大臣が訪日してもあまり注目されないので、どうしたら幅広い人々にツイートを読んでいただけるのかということから、まずハッシュタグが必要だとなりました。
いろいろ考えた結果「マースでございマース」になったんです。


――話題になったことをどう思うか?

ものすごくうれしいですね。
ウケるっていうことは、ツイートを読んでいる人が多いということですから。
「マースでございマース」というハッシュタグがきっかけでツイートを読んだら、他に発信しているたとえば政治的な内容もちゃんと読んでいただいていることもあるでしょう。
私たちの最終目的は、大使館が発信している情報を内容まできちんと読んでいただくことです。

次にマース外相が来るときはお楽しみに

――今年2月にはドイツのシュタインマイヤー大統領が、2015年にはメルケル首相が来日しているが、そのときはハッシュタグを作ったのか?

メルケル首相が訪日した2015年は、たぶんハッシュタグのことはまだ考えていなかったと思います。
確か2015年の夏は、フォロワーが2万弱でしたが、今は8万5千近くに増加しています。
Twitterは、ここ3年ぐらいで大使館の広報としてすごく重要なツールになってきたのです。
また大統領来日の時はちょっと考えてはみたんですが、大統領府などが関わってきてややこしくなるので見送りました。


――次にマース外相が来日するときはぜひ「マースでございマース」と言ってほしい!

そうですね。
マース大臣は日本に来ることをすごく楽しみにしていました。
就任後初めて訪れる国が日本になるということはすごく重要なシグナルになる、そして日本は価値観を共有する重要なパートナーなので、どこの国よりも先に来たいと言っていました。
実は今回の訪日の前、その思いを発信するための写真やビデオを作ろうとしたんですが、事情があって残念ながらできませんでした。
ですから、もし次回に訪日する機会があれば、「マースでございマース」というビデオを作って、情報発信をしたいと思っています。

「マースでございマース」が話題になったおかげで、ドイツがちょっと身近に感じられるようになった人は多いのではないだろうか?
マース外相の次回の来日も楽しみにお待ちしており「マース」。